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【伊達公子】羽生結弦の4回転アクセル挑戦はトップの証。北京五輪は復活したスノーボーダー竹内智香に注目<SMASH>

「自分でリミットを決めると、そこは絶対に越えられません」と言う伊達公子さん。写真:塚本凛平(THE DIGEST写真部)
 北京五輪が開幕です。多数の競技が行なわれるなかで、多くの方の注目は羽生結弦選手の4回転アクセル挑戦ではないでしょうか。

 テニスも一緒ですが、自分でリミットを決めると、そこは絶対に越えられません。リミッターを外せるかどうかは自分次第です。フィギュアスケートの世界も年々レベルが上がるなか、新しいチャレンジは必要でしょう。4回転アクセルは今の位置に留まらない進化するためのひとつかなと思います。

 失敗してスコアが落ちる可能性もあるので、本番でやるには勇気がいりますが、行なう意義はあります。テニスだとフォームを変えたり、戦う大会のレベルを上げたり、違う何かを取り入れてスランプに陥る場合があります。しかし、長いスパンで考えて、それが自分の物になった時は、変えなかった自分より確実に良くなるとわかっているから変えるわけです。

 例えば大失敗したらメダルが取れないかもしれない。でも、そこでやるという選択をするのが羽生選手なんでしょう。強い人は守りには入りません。守った時点で終わりです。トップにいる選手は常に進化を求めるし、それが必要だと思います。
  北京五輪で応援しているのは、スノーボードの竹内智香(ともか)選手。6度目の五輪出場で、ソチ五輪では銀メダルを獲得しています。2018年の平昌五輪の後に競技から離れて、カムバックした38歳。復活組で、選手としてはキャリアが長く、自分と似ているところがあります。同じ「R-body」でトレーニングしているので、ちょうど彼女が復活に向けての時期に色々と話しながら皇居の周りを一緒に走ったりもしました。

 もう1度メダルを取るのは大きなチャレンジでしょう。でも悩んで復活しているので、吹っ切れていますね。様々なことを受け止められる器はできていると思います。

 あと、クロスカントリーの宮沢大志選手。2016年の時のリハビリ仲間です。クロスカントリーの練習量は、心肺機能を鍛える必要があるからなのか、聞いているだけでかなりハードそうでした。前回の五輪には出場できなかったので、8年ぶりの五輪になります。前回よりは年齢を重ねているので大変な部分はあると思いますが、応援したい選手です。

文●伊達公子
撮影協力/株式会社SIXINCH.ジャパン

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