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「109番目の選手だからさ」全豪OPで初の4回戦進出を決めたデミノーが、左胸に刻まれたタトゥーの意味を明かす〈SMASH〉

ホームスラムで初の4回戦進出を果たしたデミノー。(C)Gettyimages
「全豪オープン」(1月17日~30日/オーストラリア・メルボルン/ハードコート/グランドスラム)では、大会6日目の男子シングルス3回戦で、世界ランク42位のアレックス・デミノー(オーストラリア)が同83位のパブロ・アンドゥハル(スペイン)に6−4、6−4、6−2で勝利。4回戦進出を決めた。

地元の大声援のもと、見事ストレートで勝利したデミノー。試合後のインタビューでは、同大会で初めて3回戦を突破した喜びを語るとともに、試合中、左胸にチラリとのぞいた「109」というタトゥーについても回答した。

「『109』というのはデビスカップに関する番号で、自分はオーストラリアで109番目にデビスカップ代表に選ばれたということなんだ」

デビスカップへの出場について「子どもの頃から夢見ていたこと」と明かすデミノーは、これまで2018年、19年、21年と代表に選出され、シングルスで計5勝を挙げている。
「とても光栄なことだ。(監督の)ヒューイットのおかげでデビスカップのメンバーになることができた。1年のうちで一番好きな大会だよ」

愛国心に溢れる若獅子は、自らの身体に刻み込むほどに印象深いデビスカップについて嬉々として語っている。

さらに、ロッド・レーバー・アリーナで行なわれたこの試合は、レーバー氏本人も観戦。母国の伝説的な選手に見守られる中で勝利を挙げられたことについても「本人の前でプレーできたことはかなりエキサイティングだった。こんな雰囲気は他ではありえない。ホームスラムで自分のプレーができて夢のようだよ」と明かした。

デミノーは次戦で、ベスト16入りをかけて世界ランク10位のヤニック・シナー(イタリア)と戦う。厳しい戦いが予想されるが、男子シングルス最後の地元勢として、さらなる活躍に期待したい。

構成●スマッシュ編集部

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