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「ナオミに“ルールを守っていない”と言ったのを覚えているか」入国ビザ取り消し問題のジョコビッチに米メディアが苦言!

大坂(左)の全仏OP会見拒否に対するジョコビッチ(右)のコメントに米メディアが再び脚光を浴びせている。(C)Getty Images
今季最初のグランドスラム『全豪オープン』(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)前に揺れているジョコビッチの“入国ビザ取り消し問題”。開幕まで残り2日に迫っているなかで、その波紋は収まりそうにない。

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オーストラリア入国の可否を決定する審理で勝訴したジョコビッチだが、現地時間1月14日に同国移民相のアレックス・ホーク大臣は移民・市民相権限でのビザ再取り消しを決定。現在は選手側が再び裁判所に異議申し立てを行っており、未だ全豪オープン出場については不透明な状況が続いている。

また、この一連の騒動では渡航証明書の虚偽申告、昨年12月に新型コロナ陽性となったにもかかわらずイベントに出席するなど、様々な疑惑が浮上した。これについては1月12日にジョコビッチ本人がSNSを通じて釈明しているものの、オーストラリア国民を筆頭に世論からの批判の声は絶えない。
そして今回、「ノバク・ジョコビッチがナオミ・オオサカに“ルールを守っていない”と言ったのを覚えているだろうか?」と記事を掲載したのは、米スポーツ専門サイト『Deadspin』だ。記事内では、ジョコビッチについて「他人だけにルールが適用されると考えるのは偽善の極みだ」と厳しく指摘している。

同メディアが引き合いに出したのは、昨年の全仏オープンで物議を醸した大坂なおみの“会見拒否騒動”だ。当時、意見を問われたジョコビッチは「勇敢で思い切った決断」と大坂の行動を称えたうえで、「会見に応じるのもスポーツの一部であり、ツアー生活の一部でもある。それは僕たちがやらなければいけないことなんだ」と説いていた。

これらのコメントを振り返った同メディアは、「自分はルールに縛られないと考えているようだ」とも非難している。はたして4連覇のかかる今大会で絶対王者のプレーは見られるのだろうか。その動向からしばらく目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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