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ジョコビッチの“入国ビザ問題”は依然不透明のまま ! 豪首相は「まだ決断を下していない」と回答<SMASH>

すでに全豪オープンの組合せ表にも名前が掲載されたジョコビッチだが、入国ビザを巡る騒動はいまだ解決に至ってない。(C)Getty Images
現地時間1月13日にオーストラリア政府のスコット・モリソン首相が、首都キャンベラで記者会見に出席。そのなかでノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランキング1位)の入国ビザ再取り消しの判断について「まだ検討中だ」と明かした。

1月10日にオーストラリアの入国可否を決定する実質審理で勝訴したジョコビッチだが、その直後に豪政府は移民・市民相権限でのビザ再取り消しを検討する意向を表明。早ければ、13日にも移民相のアレックス・ホーク大臣が何らかの決定を下すとされていたものの、モリソン首相は会見で「政府はまだ決断を下していない」と語った。

さらにモリソン首相はビザ再取り消しの判断が「ホーク大臣が行使できる個人的な大臣の権限であり、その立場は変わることはない」と強調。その一方で「現時点では具体的なコメントはできない」と述べるにとどめた。
一連の騒動が世界的な波紋を広げている中、13日には「全豪オープン」(1月17日~31日/オーストラリア・メルボルン/ハードコート/グランドスラム)のドロー(組み合わせ)が発表された。現時点ではジョコビッチが第1シードとして出場することが決まっており、1回戦では同郷のミオミル・ケツマノビッチ(世界78位)と対戦する予定だ。

だが、当然ながらジョコビッチの全豪出場はビザ再取り消しの可否決定にかかっている。果たして最終的にどのような判断が下されるのか、世界が注視している。

文●中村光佑

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