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元世界王者のマリーが全豪OP出場に向け3度目のワクチン接種を報告「他の人々に気を配る責任がある」<SMASH>

マリーは全豪オープンにワイルドカードでの出場が決まっている。(C)Getty Images
男子テニス元世界王者のアンディ・マリー(イギリス/現134位)が3度目となる新型コロナウイルスのワクチン接種を完了したと明かした。

12月中旬に開催されたエキジビション「ムバダラ・ワールド・テニス・チャンピオンシップ」(12月16日~18日/アラブ首長国連邦・アブダビ/ハードコート)で準優勝を収めたマリー。すでに1月17日に開幕する「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/グランドスラム/ハードコート)にワイルドカード(主催者推薦)での出場を予定している。しかし、ここ最近のオミクロン株の流行に加え、アブダビ大会に出場した選手やコーチから感染者が続出するなど、予断を許さない状況は続いている。

そんな中、マリーは27日に更新した自身の公式ツイッターで「今日は3つ目のマイクロチップを埋め込んだよ」とジョークを交えて3度目のワクチン接種完了を報告。その後「ジョークはさておき、科学というのは最高だね。科学者の皆さん、医師や医療従事者の皆さん、素晴らしい仕事をしてくださってありがとうございました」と感謝の言葉を綴った。
以前から「僕たちは世界各地を移動する選手であり、他の人々に気を配る責任がある」として、新型コロナ感染拡大対策におけるワクチン接種の重要性を唱えていたマリー。自身は今年1月半ばに新型コロナに感染し、ワイルドカードでの参戦が決まっていた2月の全豪は欠場を余儀なくされるという苦い経験を味わっている。

そのような背景から早々と3度目の接種へ踏み切ったのかもしれない。重い副作用が出ることなく、2022年シーズンの開幕に向けて順調に調整を進められることを祈りたい。

文●中村光佑

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