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東京五輪後の有明テニスの森を地元中学生に初公開!「とてもキレイ!ここで試合が観たかった」とため息<SMASH>

東京五輪やパラリンピック決勝の舞台となった有明コロシアム(写真左上)。仮設スタンドが撤去された1番コート(右上)。コロシアム内で記念撮影をする生徒たち(左下)。新たにハードコートが整備されるエリア(右下)。写真=スマッシュ編集部
東京五輪テニス競技の舞台となった「有明テニスの森公園テニス施設」の見学会が東京都により12月2日に開催され、地元江東区の中学生が招待された。

現在、東京都では、五輪とパラリンピックで使用された新規恒久施設について、大会後の利用に向けて改修工事を実施しているが、その再開業前の施設のひとつとして今回、有明テニスの森公園が選ばれた。見学会は2回用意され、1回目は中学校向け、同4日に実施される2回目は一般都民向けに行なわれる。

この日の見学会に参加した江東区立有明中学校の生徒たちは複数班に分かれ、すでに2,000席あった仮設席が取り払われた1番コートや、エレベータが増設されるなど五輪のために改修された有明コロシアムなどの施設を見学。会場内には、五輪の表彰台やビクトリーブーケのほか、聖火リレーのトーチや大会マスコットなどの関連アイテムも展示され生徒たちを迎え入れた。

5歳からテニスを始め有明でもテニスをしたことがあるという生徒のひとりは、「とてもキレイになりました。実際にここでオリンピックの試合が観たかったです」とため息。また近所に住んでいるという別の生徒は「ビルの屋上から見ようとしましたが見れなかったので、こうして会場に入ることができてうれしいです」と笑顔を浮かべる。
東京都によると、東京五輪に向けた改修工事と再開業のための工事費用は約102億円。前述した1番コートの仮設席に加え、3,000人収容の2番コートもすでに撤去され、今後はハードコート5面と砂入り人工芝コート16面が新たに整備されるという。

また、コロシアムと1番コート、インドアコート(8面)は、2022年3月に利用を再開。それ以外の施設は、2023年春の完成予定となっている。日本テニス界の“聖地”から歓声が沸き上がる日が待ち遠しい。

取材・文●スマッシュ編集部

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