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自分の中で1歩前に進めたと思える大会になりました【村松千裕のテニス遠征日記】<SMASH>

遠征先での大会会場にて(左)。プレー中の村松千裕(右)。写真:本人提供
 2021年10月に、ITF女子テニス大会のポルトガル25000ドル2大会とイスラエル25000ドルに出場しました。この3大会は、自分の中で1歩前に進めたと思える大会になりました。

 ポルトガルでは、100位台の選手相手に久しぶりに自分のベストのプレーを出せて競り合えたことや、どんなに自分が思うようなプレーができなくても「勝った」ことが本当に自信になりました。シーズン前半なかなか勝ちに結び付けることができなかったので、うれしい瞬間でした。

 先月の南アフリカの最後の試合から、「これを絶対にやる」ということを決めて2、3日意識して練習しただけでもこんなにプレーが変わるものなのだということも感じることができました。試合をイメージして目的意識を持って練習することの大切さを改めて感じました。

 イスラエルには初めて行ったのですが、物価がとても高いという以外は問題なく過ごすことができました。街に出るとほとんどのものは手に入り、とても便利なところでした。
  ポルトガル終了後に体調を崩してしまい、イスラエルの大会に出られるか危うい状況でしたが、なんとか試合に間に合わすことができて良かったです。試合前の1日のみの練習でも1つの気付きが自分にとってはとても大きく、試合に繋げることができたのは自信になりました。

 敗戦した試合ではまた新たな課題が見つかりましたが、次に繋がる良いプレーもたくさんできたのでそれも自信に繋がりました。

 今回自分が理想とする結果に近づく1歩は進めたと思うので、これを自信にして1つずつクリアしていけるように頑張りたいと思います。

文●村松千裕
協力・選手に関するお問合せ●株式会社グラムスリー

◆村松千裕/ムラマツチヒロ
1998年5月22日生まれ。千葉県出身、左利き。7歳からテニスを始める。2020年全豪オープン予選初出場で初戦に勝利。21年には日本代表としてBJK杯を戦った。WTAキャリアハイ205位(2020年2月24日)。インスタグラム@muuuuu_cho

【PHOTO】色々な会場で撮影! 村松千裕のテニス遠征日記ギャラリー

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