【卓球】スピネイトの性能を徹底レビュー バランスの取れた回転系テンションラバー
『スピネイト』は、ヤサカ社の表ソフトラバーの中でもコントロール性能とバランスに優れた横目の表ソフトラバーです。このラバーは回転のかけやすさをベースとしたコントロール性能を特徴としており、同じくヤサカ社のラクザPOと比べても硬度が低く扱いやすいと言われています。『スピネイト』にはどのような特徴や性能があり、どのような選手に適しているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
『スピネイト』とは
『スピネイト』とはヤサカ社のドイツ製テンション系表ソフトです。ヤサカ社からは同じく回転系の表ソフトラバーであるラクザPOが発売されていますが、スピネイトはコントロールとバランスに優れた表ソフトになっています。
『スピネイト』では回転力を強化するSTS(スピンテンションシステム)を使用していることから、表ソフトラバーでの安定感に直結する回転に加え、十分な反発力を兼ね備えているラバーとなっています。
ヤサカ社基準では、スポンジ厚さが中厚、厚、特厚が用意されており、スピード9+、スピン9、コントロール9+、硬度が37~42°となっています。
同じくテンション系のラクザPOがスピード10、スピン9、コントロール9、40~45°という性能と比較すると、スピードを抑え、コントロールを重視していることが分かります。
『スピネイト』の特徴
回転とコントロールを特徴として持つスピネイトですが、その内容を詳しく見ていきましょう。
特徴①:コントロール
『スピネイト』はコントロールに優れた表ソフトラバーと定評がありますが、それを支えているのが横目のシートと、回転力を強化するSTS(スピンテンションシステム)搭載したスポンジです。
まず『スピネイト』は横目のシートを使用しており、一般的に縦目に比べて横目は回転とコントロールに優れていると言われています。表ソフトラバーは直線的な軌道を描くため、回転量が高いほど弧線を描き、試合中のコントロールや安定感につながります。
また回転を強化するしたスポンジであるSTS(スピンテンションシステム)が横目に加えてその特徴を活かしています。
特徴②:バランス
スピネイトは非常にバランスの良い表ソフトラバーとの定評です。
横目のシートや、STS(スピンテンションシステム)を搭載したスポンジが、それぞれ回転とスピードを裏ソフトに押されないよう強化されています。加えてコントロール性能が高いことから非常にバランスの取れているラバーとなっています。
表ソフトでは回転やスピード、ナックルに特化したものが多く発売されていますが、『スピネイト』は回転寄りのバランス系ラバーと言えるでしょう。
特徴③:スマッシュがしやすい硬度
『スピネイト』とよく比較されるラクザPOは硬度が高く、弾きにくい、スマッシュしにくいという声が多いです。対してスピネイトは3°ほど柔らかいことかくスポンジが食い込みやすくなっています。
また弾みも程よく調整されており、台に収まりやすく、表ソフト独特の直線的な弾道から安定してスマッシュを打ち込むことができます。
また柔らかいラバーであることからミート系の音が心地よく、打っていて気持ちの良いラバーであるとのレビューも多くあります。
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