【卓球】ヴェガジャパンの特徴/重さ/寿命/厚さを徹底レビュー　日本人の繊細な感覚を満足させる攻撃的ラバー

卓球において重要な用具選び。その中でもラバー選びは特に重要で、「このラバーだから勝てた」という言葉が出てくるほど、勝ち負けに大きな影響を及ぼします。

しかし、現在ラバーは数えきれないほど存在し、その中からベストな一枚を選ぶのはまさに至難の業。常に試行錯誤を繰り返さなければなりません。

そこで、本記事ではそんな悩めるプレーヤーのために、数あるラバーの中から1枚をピックアップして、性能や特徴を紹介していきます。今回紹介するのは、XIOM（エクシオン）から発売されている『ヴェガジャパン』です。

『ヴェガジャパン』とは

『ヴェガジャパン』はXIOMから発売されているスピン系テンション裏ソフトラバーで、ブラックのスポンジが特徴です。XIOMの大人気ブランド「ヴェガシリーズ」の一つで、10年以上前に発売されたにも関わらず未だに根強い人気を誇っています。

ヴェガシリーズがヒットした要因となったのは、2008年のルール改正でスピードグルー（ラバーに塗ることで球威を飛躍的に上げることができる薬品）が禁止となったことだと言われています。つまり、これまであまり注目されることのなかったラバーの性能が注目されるようになったことで、低価格と高性能を売りにした「ヴェガシリーズ」がプレーヤーの心を一気に掴んだのです。

そして、そんなヴェガシリーズの中でも『ヴェガジャパン』は、世界の中でも繊細な感覚を持つ日本選手のリクエストを満足させたい、というコンセプトで開発されたヴェガで、攻撃的なプレーに向いています。

『ヴェガジャパン』の特徴

ではまずは、『ヴェガジャパン』の特徴について解説します。

特徴①：使いやすさと威力を両立

『ヴェガジャパン』の特徴1つ目は、使いやすさと威力を両立です。

『ヴェガジャパン』はスポンジ硬度が「45度」となっており、『ヴェガアジア』と『ヴェガヨーロッパ』の中間の硬さとなっています。ラバーとなっています。そのため、秀逸な引っ掛かりと食い込みにより、使いやすさと威力を両立しています。

特徴②：安定感のある高い弧線

『ヴェガジャパン』の特徴2つ目は、安定感のある高い弧線です。

『ヴェガジャパン』は一般的なスピン系テンションより高い弧線を描くことができます。そのため、ボールがネットにかかることはほとんどなく、対上回転のボールに対してはラケットを被せるぐらいのイメージでスイングするとベストです。

特徴③：台上技術もそつなくこなせる

『ヴェガジャパン』の特徴3つ目は、台上技術もそつなくこなせるです。

ツッツキやストップなどの台上技術は現代卓球において欠かせない技術になっていますが、これらの台上技術でも『ヴェガジャパン』は安定しています。ツッツキやストップはもちろん、チキータやフリックといった攻撃的な台上技術にも不安は残しません。