【卓球】V>20 Extra(エキストラ)の性能を徹底レビュー 中上級者向けで扱いやすい「安定型」ラバー
「V>15」シリーズや「VENTUS」シリーズで、幅広い層から支持を得てきたVICTAS。そのVICTASから、中上級者向けのハイパフォーマンスラバーとして2022年3月に発売されたのが、『V>20 Double Extra(ダブルスエキストラ)』です。「V>20」シリーズの第2弾として2024年3月に発売されたのが『V>20 Extra』です。
『V>20 Extra』にはどのような特徴や性能があり、どのような選手に適しているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
『V>20 Extra』とは?
『V>20 Extra』は、2024年3月にVICTASから発売されたハイエナジーテンション裏ソフトラバーです。VICTASはこれまで、『V>15』を代表とするテンション系ラバーシリーズ、『VS>401』に代表される微粘着テンションラバーシリーズを展開しています。
また、TSPの人気シリーズを受け継ぎ、粘着ラバーの「TRIPLE」シリーズやテンション系の「VENTUS」シリーズもVICTASの裏ソフトラバーに仲間入りしています。
そんな中で登場したのが、『V>20 Double Extra』です。世界選手権で7大会連続のメダル獲得を果たした岸川聖也氏が開発段階から携わり、プロ卓球選手の感覚に合わせたラバーづくりを行ってきました。そして、その『V>20 Double Extra』よりもやや柔らかいスポンジを組み合わせたのが、この『V>20 Extra』です。
『V>20 Extra』のスポンジ厚さは「MAX」「2.0」「1.8」が用意されており、硬度が「47.5」となっています。
また、数量限定色として「グリーン」が用意されているのが特徴です。
『V>20 Extra』の特徴
ここからは『V>20 Extra』の特徴を詳しく見ていきましょう。
特徴①:安定性
『V>20 Extra』の特徴1つ目は、安定性です。
『V>20 Extra』は「V>20」シリーズの中でもより安定性を求めて開発されたラバーです。『V>20 Double Extra』と比べてもスポンジ硬度が軟らかく軽量になっているため、より扱いやすいラバーとなっています。
特徴②:コートに入れやすい
『V>20 Extra』の特徴2つ目は、コートに入れやすいことです。
「V>20」シリーズを製作するにあたって岸川氏がこだわったのは、カウンターや相手の攻撃への処理のやりやすさです。近年のラバーは引っ掛かりが強かったり、滑りづらくなっていたりとラバーの特性がボールに顕著に反映される製品ばかりでした。
しかし、『V>20 Extra』は、相手のボールの影響を受けすぎず、プロ選手がこだわる打球感覚を自分のボールに伝えることができるラバーとなっています。つまり、相手に強打された場合でも相手のボールに負けず、しっかりと台に収まる軌道を描くことができるのです。
また、緊張した場面ではインパクトが強くなったり弱くなったりすることがあると思いますが、『V>20 Extra』はインパクトの強弱に関係なく、ボールを台に収めることができるのです。
特徴③:威力が少し弱め
『V>20 Extra』の特徴3つ目は、威力が少し弱めです。
『V>20 Extra』はインパクトに関係なく安定したボールを打つことができますが、威力が少し弱めです。柔らかめのラバーなので硬めのラバーと比べるとどうしてもボールの威力に物足りなさを感じる選手が多いようです。
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