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【卓球】ティモボルALCの性能を徹底レビュー “ドイツの皇帝”も使用する特殊素材ラケットのパイオニア

ドイツ代表として五輪や世界選手権など数多くの国際大会で活躍するティモ・ボル。41歳と、すでにベテランの年齢になりはしたものの衰えを見せる様子はなく、変わらず世界のトップレベルで活躍を続けています。

そんなボルをモデルにバタフライが開発したラケットが「ティモボルシリーズ」です。今回はその中でもティモボルが実際に使用している『ティモボルALC』にはどのような特徴や性能があり、どのような選手に適しているのか詳しく見ていきましょう。

『ティモボルALC』とは?

『ティモボルALC』は、2008年11月21日に日本の卓球用品総合メーカーである「タマス社(ブランド名:バタフライ)」から販売されたアリレートカーボン搭載のラケットです。グリップはFL(フレア)、ST(ストレート)、AN(アナトミック)の3種類となっており、平均重量は86gとなっています。

『ティモボルALC』のブレードは『ビスカリア』と同じ合板構成をしています。違いをあげるとすると、『ビスカリア』よりも少しだけ軽いのが特徴的で、『ビスカリア』に似た感覚でより振り切りやすくなっています。また、グリップが少し変わっています。

「ティモボル」シリーズのラケットの中でも、『ティモボルALC』はボル自身も使用しており、数々の国際大会を制してきた、まさに「チャンピオンラケット」と言える1本です。

『ティモボルALC』の特徴

ここからは『ティモボルALC』の特徴を詳しく見ていきましょう。

特徴➀:扱いやすいアリレートカーボンを搭載

『ティモボルALC』の特徴1つ目は扱いやすいアリレートカーボンを搭載していることです。

『ティモボルALC』には「ALC」と表記されるアリレートカーボンが搭載されています。アリレートカーボンのラケットは、しなやかで扱いやすいのが特徴で、カーボンラケットながら飛びすぎず、バランスよく幅広い技術をこなすことができます。

特徴②:適度な柔らかさで球持ちの良さを実現

『ティモボルALC』の特徴2つ目は、適度な柔らかさで球持ちの良さを実現できることです。

『ティモボルALC』は硬すぎない適度な柔らかさを持っているため、球持ちがよく、自分の加減でボールをコントロールしやすくなっています。
カーボンラケットは「飛距離が出る」ことが最大の特徴ですが、その反面、弾みが良すぎて球離れが早いと言われることもあります。しかし、『ティモボルALC』は「カーボンラケットの弾み」と「球持ちの良さ」を両立しているため、カーボンラケットの中でも非常に扱いやすいラケットになっています。

特徴③:アウターの割には弾まない

『ティモボルALC』の特徴3つ目は、アウターの割には弾まないことです。

アウターのラケットは勝手に弾んでくれるイメージがありますが、『ティモボルALC』は意外と弾まないようです。そのため、インパクトが強くないと棒玉になる可能性があります。逆にしっかり振れたときのスピードは圧倒的なので、スイングスピードを早くすれば威力のあるボールを打つことができます。

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