【卓球】ブースターJPの性能を徹底レビュー ミズノが生み出した次世代型テンション系表ソフト
卓球において重要な用具選び。その中でもラバー選びは特に重要で、「このラバーだから勝てた」という言葉が出てくるほど、勝ち負けに大きな影響を及ぼします。
しかし、現在ラバーは数えきれないほど存在し、その中からベストな一枚を選ぶのはまさに至難の業。常に試行錯誤を繰り返さなければなりません。
そこで、本記事ではそんな悩めるプレーヤーのために、数あるラバーの中から1枚をピックアップして、性能や特徴を紹介していきます。今回紹介するのは、ミズノから発売されている『ブースターJP』です。
『ブースターJP』とは
『ブースターJP』は2022年11月にミズノから発売されたテンション系表ソフトです。ミズノの表ソフトの主軸を担っているのは、「ブースター」シリーズですが、これまでスピン系の『ブースターSA』、スピード系の『ブースターEV』、そして安定感の『ブースターHP』が展開されていました。
そして2022年に新たに登場するのが『ブースターJP』となりました。巷では『ブースターSA』の後継ラバーとも呼ばれています。
『ブースターJP』の特徴
ではまずは、『ブースターJP』の特徴について解説します。
特徴➀:回転重視の横目
『ブースターJP』の特徴1つ目は、回転重視の横目です。
『ブースターSA』と同じく表面の粒が横に整列しているため、回転がかけやすい横目の表ソフトであると言えます。一方で使用している選手からは、打球感がやや硬くなった、ボールの飛び出しが早い、といった声が挙がっています。
台形型の粒が『ブースターSA』よりもやや太く、トップシート自体がやや厚めになっているため打球感の硬さや弾みの良さが際立っています。
特徴➁:改良された強打時の威力
『ブースターJP』の特徴2つ目は、改良された強打時の威力です。
『ブースターSA』が硬度40(ドイツ硬度で35)であるのに対して『ブースターJP』の硬度は43(ドイツ硬度で38)と硬くなっています。これによって強打時により強い弾みと威力を持たすことができるようになりました。
特徴➂:裏ソフトのような回転のかけやすさ
『ブースターJP』の特徴3つ目は、裏ソフトのような回転のかけやすさです。
『ブースターJP』を使用している選手からは、サービスが切れやすい、綺麗な球が出やすい、といった声も挙がっています。横目に加えて回転のかけやすいトップシートによって、テンション系の裏ソフトに近い打球感を味わうことができます。
その分ナックル系のボールを出すのに技術が必要となりますが、慣れれば自在に打ち分けて球質の差で得点を重ねることができます。
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