【卓球】樊振東 SUPER ZLCの性能を徹底レビュー　攻撃力とスイートスポットの広さが魅力のラケット

中国代表として五輪や世界選手権など数多くの国際大会で活躍する樊振東（ファンジェンドン）。現役の世界ランキング1位でバタフライと契約を結び、大きな話題になりました。

そんな樊振東をモデルにバタフライが開発したラケットが「樊振東シリーズ」です。今回はその中でも『樊振東 SUPER ZLC』にはどのような特徴や性能があり、どのような選手に適しているのか詳しく見ていきましょう。

『樊振東 SUPER ZLC』とは？

『樊振東 SUPER ZLC』は、2022年9月1日にバタフライから販売された「スーパーZLカーボン」搭載のラケットです。五輪や世界選手権で活躍する中国代表の樊振東をモデルに制作されたラケットで、『樊振東ALC』『樊振東 ZLC』『樊振東SUPER ALC』『樊振東SUPER ZLC』『樊振東CNF』の5種類のラインナップで展開されています。

スーパーZLカーボンとはZLカーボンを上回る弾みを持つ特殊素材で、従来と比べカーボンファイバーとZLファイバーを密に編み、それぞれの比率を調整することで、ZLカーボンよりもさらに高い反発弾性を獲得しました。

グリップはFL（フレア）とST（ストレート）の2種類となっており、平均重量は89gとなっています。

『樊振東 SUPER ZLC』の特徴

ここからは『樊振東 SUPER ZLC』の特徴を詳しく見ていきましょう。

特徴➀：高い攻撃力

『樊振東 SUPER ZLC』の特徴1つ目は、高い攻撃力です。

『樊振東 SUPER ZLC』はスピードのあるボールを安定して出すことができるラケットです。
ドライブはうねるような軌道でスピード、回転量共に凄まじく、軽く当てただけでも相手のコート深くに鋭く刺さるボールを出すことができます。

特徴②：スイートスポットが広い

『樊振東 SUPER ZLC』の特徴2つ目は、スイートスポットが広いことです。

『樊振東 SUPER ZLC』はカーボンとZLファイバーをより高密度に編み込むことで高反発エリア（スイートスポット）を広げることにも成功し、打球の威力と安定性をともに高めることを可能にしています。これによって打ち損じが少なくなり安定したプレーをすることができます。

特徴③：安定性

『樊振東 SUPER ZLC』の特徴3つ目は、安定性です。

『樊振東 SUPER ZLC』はスーパーZLカーボンを搭載しておりかなり弾むのではないかと思われがちですが、意外にもオーバーミスはそんなになく台に収まってくれるようです。軽打しただけではさほど反発しないので、特殊素材の割には安定性があります。ただし、思いっきり強打するとスピードのあるボールを打つことができます。