
早田ひな、中国越えで8強入り メダル決定戦は全試合日中対決に<世界卓球2025>
<ITTF世界卓球選手権2025ドーハ大会 日程:5月17~25日 場所:ドーハ(カタール)>
5月22日、世界卓球2025ドーハ大会は大会6日目を迎え、女子シングルス4回戦が行われた。
女子シングルス4回戦では、早田ひな(日本生命)が石洵瑶(シシュンヤオ・中国)と対戦。第1ゲームは、序盤からリードを奪った早田が主導権を握り、11-5でゲームを先取。しかし、第2ゲームは早田先行の展開から逆転され奪われ、第3ゲームは流れを掴んだ石洵瑶が逃げ切り連取する。
そんな中、第4ゲームは早田がギアを入れ直し、開幕怒涛の5連続得点で突き放し、そのまま11-5でゲームを奪取。第5ゲームも流れを取り返した早田は石洵瑶を寄せ付けず、ゲームを連取。早田が勝利まであと1ゲームとする。
第6ゲームは負けられない石洵瑶が意地を見せ、一進一退の攻防になるも、ペースを崩さなかった早田が11-9で取り切り、ゲームカウント4-2で勝利。早田が石洵瑶を破り、見事準々決勝を決めた。
大藤沙月(ミキハウス)は、2回戦で平野美宇(木下グループ)を下した難敵であるレア・ラコバッツ(クロアチア)と対戦。第1ゲームから大藤が得意のプレーでラコバッツを圧倒し、テンポ良くゲームを先取。
第2ゲームこそ競り合うも、要所を締めた大藤がしっかりと取り切り、そのままの勢いで第3、第4ゲームも連取。ストレートで大藤が勝ち切り、準々決勝進出を決めた。
伊藤美誠(スターツ)は鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)と対戦。第1ゲームから伊藤らしい変化プレーで鄭怡静を苦しめると、11-8でゲームを先取。
第2ゲームは強気に打ってきた鄭怡静と大接戦となり、長いデュースに突入するも、気持ちを切らさなかった伊藤が21-18で奪取。そのままの流れで伊藤が第3、第4ゲームを奪い、伊藤がストレートで勝利。伊藤も準々決勝進出に駒を進めた。
張本美和(木下グループ)は曾尖(ゼンジャン・シンガポール)と対戦。球威と勢いで勝る張本が、曾尖を終始圧倒。第2ゲームは終盤で追いつかれたものの、しっかりと要所を張本が抑え、ストレートで張本が勝利。準々決勝進出を決めた。
準々決勝では、早田が陳幸同(チェンシントン・中国)、大藤が孫穎莎(スンイーシャ・中国)、伊藤が王藝迪(ワンイーディ・中国)、張本が王曼昱(ワンマンユ・中国)との対戦になり、全試合が日中対決となる。
23日には、男女シングルス準々決勝が行われる。
22日 日本選手試合予定
女子シングルス4回戦
〇大藤沙月(ミキハウス)4-0 レア・ラコバッツ(クロアチア)
11-3 / 11-9 / 11-7 / 11-5
〇伊藤美誠(スターツ)4-0 鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)
11-8 / 21-19 / 11-6 / 11-9
〇早田ひな(日本生命)4-2 石洵瑶(シシュンヤオ・中国)
11-5 / 8-11 / 8-11 / 11-5 / 11-5 / 11-9
〇張本美和(木下グループ)4-0 曾尖(ゼンジャン・シンガポール)
11-5 / 11-9 / 11-4 / 11-6
23日 日本選手試合予定
女子シングルス準々決勝
大藤沙月(ミキハウス)- 孫穎莎(スンイーシャ・中国)
伊藤美誠(スターツ)- 王藝迪(ワンイーディ・中国)
早田ひな(日本生命)- 陳幸同(チェンシントン・中国)
張本美和(木下グループ)- 王曼昱(ワンマンユ・中国)
文:ラリーズ編集部
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