
競技力向上からマネジメント・経営まで 静岡産業大学に“新しい大学卓球部”が誕生
静岡産業大学は23日、「〜静岡から全国へ、新しい卓球の形を創る〜」というコンセプトのもと、大学卓球部を創部したことを発表した。
これまで静岡県には卓球ができる私立大学の卓球部が存在せず、県内の卓球選手が大学進学後に競技を続ける環境が不足していた。
そういった背景のなかで、静岡産業大学卓球部は卓球を愛する県内の選手を中心に、競技を継続しながら多様な経験を積める場として創設された。
また、近々卓球場を建築予定であり、磐田のスポーツ科学部と連携してスポーツ科学(データ分析・フィジカル強化など)を活用するなど、競技力向上のための環境整備も進めるという。
そして、この卓球部は単なる競技チームではなく、「卓球×マネジメント」という新たな視点を取り入れ、経営学やマネジメント、指導、審判、大会運営など、卓球に関わる多様なスキルを習得できる環境を提供することも狙いとしている。
具体的には、静岡ジェード・京都カグヤライズ・静岡県卓球協会・静岡学園などプロリーグや地域協会と連携し、選手が競技外の活動にも積極的に関わる機会を提供するという。
なお、卓球部監督には、静岡・愛知・埼玉の卓球クラブ「ASURA」で代表を務め、Tリーグ京都カグヤライズでも指揮を執る小林修平氏が就任した。
静岡産業大学卓球部 概要
所属・活動拠点
・経営学部がある藤枝キャンパスに卓球部を設置
・磐田キャンパスには経営学部とスポーツ科学部があり、そちらのキャンパスで学ぶ学生は藤枝で合同での活動が可能
・競技と学問を両立できる環境を構築
監督・スタッフ体制
・監督:小林修平(一般社団法人MYTHS代表・ASURA代表・京都カグヤライズ監督)
・コーチ:川村大貴(元明治大学卓球部・元静岡ジェードコーチ)
・アドバイザー:寺島大祐(静岡学園卓球部監督・静岡ジェードコーチ、京都カグヤライズコーチ)
次年度以降も指導体制の拡充を図り、選手の競技力向上と多角的な経験を支援していきます。
競技目標
・東海学生リーグに所属し、1部昇格とインカレ出場を目指す
・チーム力の向上を図り、静岡県の卓球競技レベルを底上げ
静岡産業大学卓球部の強み
① 日本初の「卓球 × 経営」モデル
・経営学部の知識を卓球に活かす(クラブマネジメント、スポーツマーケティング、経営戦略など)
・大学スポーツの枠を超えた活動(運営・指導・審判などの実践経験)
② 多様な経験が積める環境
・経営:クラブの運営、スポンサー対応、マーケティング
・審判:卓球大会の審判業務
・大会運営:東海リーグ、全国大会の運営スタッフ
・卓球指導:小中学生高校生へのコーチング、一般大人への指導、地域ボランティア活動
③ 多方面との連携
・静岡ジェード、京都カグヤライズ、静岡県卓球協会、静岡学園との連携
・プロリーグや地域協会と連携し、選手が競技外の活動にも積極的に関わる機会を提供
④ 競技力向上のための環境整備
・卓球場を建築予定(本格的な練習環境を整備)
・スポーツ科学の活用(データ分析・フィジカル強化など)磐田のスポーツ科学部との連携
目指す選手像
• 卓球が好きでプレーを続けたい人
• 卓球を仕事にしたい、または卓球で培ったノウハウを就職・起業に活かしたい人
• 競技だけでなく、マネジメント・運営・指導にも関心がある人
文:ラリーズ編集部
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