
ウーゴ・カルデラノがブラジル人初のワールドカップ制覇 女子は孫穎莎が2連覇達成<卓球・ITTF男女ワールドカップマカオ2025>
<卓球・ITTF男女ワールドカップマカオ2025 日程:2025年4月14~20日 場所:マカオ(中国)>
20日、WTT男女ワールドカップマカオ2025は大会最終日を迎え、男女シングルス共に優勝者が決定した。
男子シングルス決勝では、林詩棟(リンシドン・中国)とウーゴ・カルデラノ(ブラジル)が対戦。ともに勝てば初優勝となるこの試合は、第1ゲームは林詩棟が先取するも、第2ゲームはカルデラノが中盤に抜け出し、そのまま奪取。続く第3ゲームは終盤まで競り合う展開になるも、連続得点でカルデラノが逆転し、ゲームを連取する。
写真:林詩棟(リンシドン・中国)/撮影:ONDA
第4ゲームはカルデラノが流れを完全に掴み、終始リードを保つ展開に。11-4でカルデラノがゲームを奪い、ゲームカウント3-1でカルデラノが先に王手をかける。第5ゲームも変わらずカルデラノがリードする展開となるも、中盤で林詩棟が点差を縮めて、一点差まで追いつく。
写真:ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)/撮影:ONDA
しかし、そこでカルデラノがタイムアウトを取ると、カルデラノが台上とバックハンドで再び林詩棟を突き放し、そのまま第5ゲームを奪取。カルデラノがゲームカウント4-1で林詩棟を下し、ブラジル人選手として初のワールドカップ優勝を勝ち取った。
女子シングルス決勝では、孫穎莎(スンイーシャ・中国)と蒯曼(クアイマン・中国)が対戦。第1ゲームは一進一退の攻防となるも、要所を締めた孫穎莎がゲームを先取する。第2ゲームは流れを掴んだ孫穎莎が蒯曼を突き放す。蒯曼も1点差まで詰め寄るも、再び点差を広げた孫穎莎がゲームを連取する。
写真:蒯曼(クアイマン・中国)/撮影:ONDA
第3ゲームは再び接戦となるも、簡単には落とさない孫穎莎が優勢。第3ゲームを孫穎莎がそのまま制し、第4ゲームへ。第4ゲームは完全に孫穎莎のペースで試合が進み、孫穎莎が4ゲームを連取。孫穎莎がストレートで蒯曼を下し、見事優勝。ワールドカップ2連覇を果たした。
ITTF男女ワールドカップマカオ2025最終結果
男子シングルス
写真:男子シングルス表彰式/撮影:ONDA
優勝:ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)
準優勝:林詩棟(リンシドン・中国)
第3位:王楚欽(ワンチューチン・中国)、梁靖崑(リャンジンクン・中国)
女子シングルス
写真:女子シングルス表彰式/撮影:ONDA
優勝:孫穎莎(スンイーシャ・中国)
準優勝:蒯曼(クアイマン・中国)
第3位:伊藤美誠(スターツ)、陳幸同(チェンシントン・中国)
文:ラリーズ編集部
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