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伊藤美誠、蒯曼にフルゲームで敗れるも銅メダル獲得<卓球・ITTF男女ワールドカップマカオ2025>

<卓球・ITTF男女ワールドカップマカオ2025 日程:2025年4月14~20日 場所:マカオ(中国)>

19日、WTT男女ワールドカップマカオ2025は大会6日目を迎え、男女決勝トーナメント準決勝が行われた。

女子シングルス準決勝では、伊藤美誠(スターツ)が蒯曼(クアイマン・中国)と対戦。第1、第2ゲームは伊藤が先取するも、徐々にギアを入れてきた蒯曼が第3、第4ゲームを取り返す。勝負の第5ゲームは伊藤が序盤に一気に突き放すと、追い上げる蒯曼を振り切ってゲームを奪取。伊藤が勝利に王手をかける。

しかし、一進一退の攻防になった第6ゲームは蒯曼がものにし、勝負はフルゲームへ。最終第7ゲームは、伊藤が序盤リードするも追い上げた蒯曼が流れを掴み、11-7で蒯曼が奪取。伊藤はフルゲームの末に惜敗となったが、日本勢唯一となる銅メダル獲得を果たした。

もう一方の女子シングルス準決勝では、孫穎莎(スンイーシャ・中国)と陳幸同(チェンシントン・中国)が対戦。孫穎莎が3ゲームを一気に奪うが、デュースとなった第4ゲームは孫穎莎のゲームポイントから陳幸同が逆転で奪取。しかし、第5ゲームは再び孫穎莎が流れを掴んでゲームを奪う。孫穎莎がゲームカウント4-1で陳幸同を下し、決勝進出を決めた。

男子シングルス準決勝では、ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)と王楚欽(ワンチューチン・中国)が対戦。第1ゲームからデュースになり、カルデラノが先制。しかし、そこから王楚欽が3ゲームを連取し、勝利に王手をかける。追い詰められたカルデラノだったが、第5ゲームから息を吹き返し、2ゲームを連取。試合はフルゲームへ突入する。

最終第7ゲームは互いに譲らぬ接戦となりデュースに。最後は引き合いを制したカルデラノが12-10で奪い取り、カルデラノが王楚欽に激戦の末勝利。勢いに乗るカルデラノが決勝進出を決めた。

もう一方の準決勝では、林詩棟(リンシドン・中国)と梁靖崑(リャンジンクン・中国)の中国対決に。第1ゲームは15-13で梁靖崑が先取するも、第2ゲームからは林の流れとなり、林詩棟が一気にゲームを奪取。ゲームカウント4-1で林詩棟が梁靖崑を下し、決勝進出を決めた。

20日には、男女決勝が行われる。

19日 試合結果

男子シングルス準決勝

〇林詩棟(リンシドン・中国)4-1 梁靖崑(リャンジンクン・中国)

〇ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)4-3 王楚欽(ワンチューチン・中国)

女子シングルス準決勝

〇孫穎莎(スンイーシャ・中国)4-1 陳幸同(チェンシントン・中国)

伊藤美誠(スターツ)3-4 蒯曼(クアイマン・中国)〇

20日 試合予定

男子シングルス決勝

林詩棟(リンシドン・中国)- ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)

女子シングルス決勝

孫穎莎(スンイーシャ・中国)- 蒯曼(クアイマン・中国)

文:ラリーズ編集部

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