
伊藤美誠、日本人対決制しメダル確定の4強入り<卓球・ITTF男女ワールドカップマカオ2025>
<卓球・ITTF男女ワールドカップマカオ2025 日程:2025年4月14~20日 場所:マカオ(中国)>
18日、WTT男女ワールドカップマカオ2025は大会5日目を迎え、男女決勝トーナメント準々決勝が行われた。
女子シングルス準々決勝では、大藤沙月(ミキハウス)と伊藤美誠(スターツ)の日本人対決が実現。第1ゲームは伊藤、第2ゲームは大藤が奪うと、その後も1ゲームずつ取り合う一進一退の展開に。
勝負の第5ゲームは大藤が先にゲームポイントを握るも、伊藤がデュースで逆転し奪取。そのままペースを掴んだ伊藤が第6ゲームも奪い、ゲームカウント4-2で伊藤が勝利。日本人対決を制した伊藤は日本女子唯一の4強入りを果たし、メダルを確定させた。
その他女子シングルス準々決勝では、陳幸同(チェンシントン・中国)がブルーナ・タカハシ(ブラジル)に迫られるも勝利して4強入り。また、孫穎莎(スンイーシャ・中国)は鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)を、蒯曼(クアイマン・中国)は王曼昱(ワンマンユ・中国)を下し、準決勝進出を決めている。
写真:張本智和(トヨタ自動車)/撮影:ONDA
男子シングルス準々決勝では、張本智和(トヨタ自動車)がウーゴ・カルデラノ(ブラジル)と対戦。第1ゲームは張本が先取するも、第2ゲーム中盤からはカルデラノが先行する展開に。カルデラノが第2ゲームを奪い、その流れでカルデラノが第3、4ゲームも11-8で奪う。
第5ゲームは張本が3点リードで先にゲームポイントを奪うも、ミスが重なってカルデラノが逆転。最後はカルデラノがデュースを制し、ゲームカウント4-1でカルデラノが勝利。張本は悔しい準々決勝敗退となり、メダル獲得とはならなかった。
その他男子シングルス準々決勝では、王楚欽(ワンチューチン・中国)がベネディクト・デューダ(ドイツ)とのフルゲームデュースの熱戦を制して4強入り。林詩棟(リンシドン・中国)、梁靖崑(リャンジンクン・中国)も準決勝へと駒を進めた。
19日には、男女決勝トーナメント準決勝が行われる。
18日 試合結果
男子シングルス決勝トーナメント準々決勝
〇林詩棟(リンシドン・中国)4-0 トルルス・モーレゴード(スウェーデン)
ダルコ・ヨルジッチ(スロバキア)2-4 梁靖崑(リャンジンクン・中国)〇
張本智和(トヨタ自動車)1-4 ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)〇
ベネディクト・デューダ(ドイツ)3-4 王楚欽(ワンチューチン・中国)〇
女子シングルス決勝トーナメント準々決勝
〇孫穎莎(スンイーシャ・中国)4-1 鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)
ブルーナ・タカハシ(ブラジル)1-4 陳幸同(チェンシントン・中国)〇
大藤沙月(ミキハウス)2-4 伊藤美誠(スターツ)〇
〇蒯曼(クアイマン・中国)4-2 王曼昱(ワンマンユ・中国)
19日 試合予定
男子シングルス決勝トーナメント準決勝
林詩棟(リンシドン・中国)- 梁靖崑(リャンジンクン・中国)
ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)- 王楚欽(ワンチューチン・中国)
女子シングルス決勝トーナメント準々決勝
孫穎莎(スンイーシャ・中国)- 陳幸同(チェンシントン・中国)
伊藤美誠(スターツ)- 蒯曼(クアイマン・中国)
文:ラリーズ編集部
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