“育成と勝利を両立”中央大、春秋連覇 矢島監督「学生たちにできるだけ良い成績を」<秋季関東学生卓球リーグ女子1部2部結果>
<令和5年秋季関東学生リーグ戦 日程:8月26日~10月7日 場所:所沢市民体育館、代々木第2体育館ほか>
9月14日、秋季関東学生卓球リーグでは女子1部、2部が終了した。
女子1部は中央大学が7戦全勝で春に続き連覇達成。女子2部は東洋大学が5勝0敗で1部昇格を果たした。
中央大学は殊勲賞を受賞した枝廣愛(中央大学)とベストペアー賞を受賞した工藤夢(中央大学)の2枚看板が安定して勝ち星を重ね、危なげなく全勝優勝で春秋連覇を達成となった。
中央大学・矢島淑雄監督コメント
写真:優勝した中央大学女子のメンバー 前列右から2人目が矢島淑雄監督/撮影:ラリーズ編集部
リーグ戦を振り返って
俺がこんなこと言っちゃダメなんだけど、しんどいっすね、リーグ戦は(笑)。
選手はたぶんもっとキツい。体もメンタルもキツい中、これだけの結果を残してくれてすごいなって思いますね。
試合に出てる選手は皆、勝つことを大前提に出てる選手ばかりなので、その中できっちり勝ち切れたのはすごいなって思いますね。
戦力的には頭が抜けてるわけじゃなくて、どの大学を見てもいい選手がいるので、接戦をどうものにするかっていうところでした。
枝廣(愛)が常に前半でエースに当たってもきっちり勝ってくれる(今季6勝1敗)のと、あとは(工藤夢/枝廣愛の)ダブルス(今季6勝1敗)。前半で4点のうちの2点取れる。勝ちに繋がる大事なポイントで結果を残してくれたのが、こういう結果になったのかなと思います。
1年生も含めいろんな選手を起用していたが
4年生も最後のリーグ戦っていうのもあるんですけど、常に次が来ちゃうんで、来年のことを考えたときに、やっぱり経験を積ませるという意味でも何回か下級生を使いたいなと思っていた。
そこで結果を出した選手もいれば残念だった選手もいるんですけど、そこは今後に活かしてもらいたいなと思いますね。
最後の専修大学戦が終わった後に、4年生には労いの言葉、残りの選手にはこの位置を来年どう守るか、1人1人が何をどこまでやらないとこの位置を守れないのかっていうのを考えてほしいという話をさせてもらいました。
春秋連覇で秋は全勝優勝、なぜそんなに強いのか
監督として僕は選手を信じるしかないじゃないですか?ベンチ座ってるだけでプレーするのは選手たちなので。
アドバイスも毎回毎回的確なことを言えてるかというとそうではないと思います。でも、どう判断してプレーで実行してくれるかっていうところは選手に任せているので、その判断をしっかりやりながら戦ってくれたからかなと思います。
今後の目標は
当然リーグ戦もインカレも勝ちに行きたいですね。1番の目標としてやっていきたいなと。団体戦3つはやっぱり勝ちたいですね。
4年間という限られた中でインカレは4回、リーグ戦は8回しかない。学生たちにはできるだけ良い成績を残して巣立っていってもらいたいので、もう来年のことを見据えて頑張ります。
女子1部最終結果
1位 中央大学 :7勝0敗 ※2シーズン連続通算28回目の優勝
2位 日本体育大学:5勝2敗
3位 専修大学 :4勝3敗
4位 日本大学 :4勝3敗
5位 早稲田大学 :3勝4敗
6位 筑波大学 :3勝4敗
7位 東京富士大学:1勝6敗 ※2部2位の青山学院大学との入れ替え戦へ
8位 大正大学 :1勝6敗 ※2部降格
※3位~4位、5位~6位、及び7位~8位の順位は、当該校間の直接対決の結果による
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