中国・林高遠、男子複・混合複V 木原/長﨑、日本勢初の女子複制覇に挑む<卓球・アジア選手権>
混合ダブルスでも林高遠が頂点に
写真:林高遠(リンガオユエン)/王藝迪(ワンイーディ・中国)/提供:WTT
混合ダブルス決勝もまた、中国勢による同士討ちに。林高遠(リンガオユエン)/王藝迪(ワンイーディ・中国)ペアと梁靖崑(リャンジンクン)/銭天一(チェンティエンイ・中国)ペアによる試合は、3-1で林高遠/王藝迪ペアが制した。
林高遠は男子団体、男子ダブルス、そして混合ダブルスで優勝を飾り、3冠を達成した。
木原・長﨑ペアが女子複で日本勢初制覇へ
写真:長﨑美柚/木原美悠(木下グループ)/提供:千葉 格/アフロ
最終日となる10日は、女子ダブルスの準決勝、決勝と男子シングルスの準決勝、決勝が行われる。女子ダブルス準決勝には長﨑美柚/木原美悠(木下グループ)ペアが登場する。
長﨑/木原ペアが準決勝、そして決勝を勝てば、日本勢初の女子ダブルス優勝となる。準決勝では王曼昱/陳夢(チェンムン・中国)ペアと高い壁への挑戦となるが、勝利を挙げることができるのか注目したい。
写真:林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)/提供:WTT
男子シングルス準決勝では樊振東と梁靖崑による同士討ちと、馬龍(マロン・中国)と林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)による試合の2戦が行われる。
注目は馬龍と林昀儒の対決だ。対戦成績で見ると馬龍が4勝、林昀儒が3勝と実力が拮抗している。さらに直近では4月に行われたWTTチャンピオンズ新郷2023で林昀儒が3-1で勝利している。
馬龍に対して相性の良い林昀儒だが、ここで林昀儒が勝利し決勝でも勝つことができれば、台湾勢としては2000年大会の蒋澎龍(台湾)以来23年ぶりの優勝となる。中国の牙城を崩して歴史的快挙達成となるか。
9日試合結果
男子ダブルス準決勝
安宰賢(アンジェヒョン)/朴康賢(パクガンヒョン・韓国) 1-3 樊振東(ファンジェンドン)/林高遠(リンガオユエン・中国)〇
9-11/11-5/6-11/7-11
張禹珍(ジャンウジン)/林鐘勲(イムジョンフン・韓国) 1-3 馬龍(マロン)/王楚欽(ワンチューチン・中国)〇
11-6/5-11/8-11/7-11
男子ダブルス決勝
〇樊振東(ファンジェンドン)/林高遠(リンガオユエン・中国) 3-2 馬龍(マロン)/王楚欽(ワンチューチン・中国)
11-9/4-11/11-9/11-13/11-8
女子シングルス準決勝
陳幸同(チェンシントン・中国) 2-3 孫頴莎(スンイーシャ・中国)〇
12-14/11-9/11-8/3-11/7-11
〇王曼昱(ワンマンユ・中国) 3-2 王藝迪(ワンイーディ・中国)
11-8/11-8/2-11/10-12/11-7
女子シングルス決勝
孫頴莎(スンイーシャ・中国) 2-3 王曼昱(ワンマンユ・中国)〇
12-10/7-11/8-11/11-5/5-11
混合ダブルス決勝
〇林高遠(リンガオユエン)/王藝迪(ワンイーディ・中国) 3-1 梁靖崑(リャンジンクン)/銭天一(チェンティエンイ・中国)
4-11/11-8/11-9/11-8
10日試合予定
女子ダブルス準決勝
木原美悠/長﨑美柚(木下グループ) – 王曼昱(ワンマンユ)/陳夢(チェンムン・中国)
田志希(チョンジヒ)/申裕斌(シンユビン・韓国) – 孫穎莎(スンイーシャ)/王藝迪(ワンイーディ・中国)
男子シングルス準決勝
樊振東(ファンジェンドン・中国) – 梁靖崑(リャンジンクン・中国)
馬龍(マロン・中国) – 林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)
アジア選手権とは?
アジア選手権は、2~3年ごとにアジア各国の予選を勝ち抜いた選手によって、アジアNo.1を決める大会である。卓球の全種目(男女シングルス・男女ダブルス・混合ダブルス・男女団体)が行われ、各種目で優勝者が決まる。
文:ラリーズ編集部
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