張本美和、大逆転で決勝へ 長﨑美柚との日本人対決制す<卓球・WTTコンテンダーチュニス2023>
<WTTコンテンダーチュニス2023 日程:6月20日~25日 場所:チュニス(チュニジア)>
6月20日から開幕した、WTTコンテンダーチュニス2023。大会5日目の24日には各種目の本戦が行われた。
女子シングルス準々決勝では、長﨑美柚(木下グループ)と木原美悠(木下グループ)の日本人対決となった。
強烈な両ハンドで主導権を握った木原がゲームカウント2-0でリードし、勝利まで1ゲームに迫った。しかしここから粘りを見せた長﨑が2ゲームを奪い返し勝負の行方は最終ゲームへ。
第5ゲームではスタートダッシュを決めた長﨑が圧倒し、フルゲームの末逆転で勝利。長﨑が準決勝へ進出した。
長﨑は、準決勝で張本美和(木下アカデミー)との対戦となり、再び日本人対決となった。しなやかな両ハンドで得点を重ねた長﨑が2ゲームを連取、勝利まで1ゲームに迫った。
追い込まれた張本だったが、ここから積極的な攻めを見せ第3、第4ゲームを11-7で奪い返し、勝負の行方は第5ゲームへ。最終ゲームは一進一退の攻防となったが、得点力でわずかに上回った張本が13-11でフルゲームデュースの激戦を制した。
張本は決勝では、先日のWTTコンテンダーラゴスで優勝を飾った申裕斌(シンユビン・韓国)との対戦となる。
また平野美宇(木下グループ)は、ブルーナ・タカハシ(ブラジル)と対戦。速攻プレーを随所に見せた平野だったが、タカハシの威力ある両ハンドが上回り、各ゲーム競り合うもゲームカウント1-3で惜しくも敗退となった。
男子シングルス準々決勝では、日本勢で唯一勝ち上がった及川瑞基(木下グループ)が登場。東京五輪ドイツ代表のパトリック・フランチスカ(ドイツ)との対戦となった。
バックハンドでフランチスカを翻弄した及川が第1ゲーム、第3ゲームを奪いゲームカウント2-1とリード。苦しい展開でもボールをねじ込んだフランチスカも粘りを見せ、フルゲームに突入した。
最終ゲームでも競り合いが続いたが、最後は丁寧な台上プレーで及川のミスを誘ったフランチスカが11-9で勝利。及川は惜しくも準々決勝敗退となった。
写真:林昀儒(リンインジュ)/陳思羽(チェンズーユ・チャイニーズタイペイ)/提供:WTT
また混合ダブルスでは決勝が行われ、林鐘勲(イムジョンフン・韓国)/申裕斌をストレートで下した林昀儒(リンインジュ)/陳思羽(チェンズーユ・チャイニーズタイペイ)が優勝を飾った。
日本選手の試合結果、各種目の25日試合予定は以下の通り。
24日本選手試合結果
男子シングルス準々決勝
及川瑞基(木下グループ)2-3 パトリック・フランチスカ(ドイツ)〇
女子シングルス準々決勝
木原美悠(木下グループ)2-3 長﨑美柚(木下グループ)〇
〇張本美和(木下アカデミー)3-1 梁夏銀(ヤンハウン・韓国)
平野美宇(木下グループ)1-3 ブルーナ・タカハシ(ブラジル)〇
女子シングルス準決勝
〇張本美和(木下アカデミー)3-2 長﨑美柚(木下グループ)
女子ダブルス準決勝
〇木原美悠(木下グループ)/張本美和(木下アカデミー)3-1 平野美宇/長﨑美柚(木下グループ)
25日試合予定
男子シングルス決勝
アントン・ケルべリ(スウェーデン)- パトリック・フランチスカ(ドイツ)
女子シングルス決勝
張本美和(木下アカデミー)- 申裕斌(シンユビン・韓国)
男子ダブルス決勝
張禹珍(ジャンウジン)/PARK Ganghyeon(韓国)- 趙大成(チョデソン)/趙勝敏(チョスンミン・韓国)
女子ダブルス決勝
木原美悠(木下グループ)/張本美和(木下アカデミー)- Sutirtha MUKHERJEE/Ayhika MUKHERJEE(インド)
文:ラリーズ編集部
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