協和キリンがV 松平賢二“選手兼監督”がMVP 熾烈な残留争いも決着<前期日本卓球リーグ滋賀大会・男子>
<2023年度タクシンスポーツ前期日本卓球リーグ滋賀大会 日程:6月21日~25日 場所:プロシードアリーナHIKONE>
6月21日より開幕した前期日本リーグ滋賀大会。最終日の25日は男女1部優勝チームが決まった。男子1部では協和キリンが5勝2敗で優勝を果たした。
協和キリンが5勝2敗でV
24日時点では4勝でトップタイだった協和キリンは、第6戦では日野キングフィッシャーズと対戦。1番で監督兼選手の松平賢二(協和キリン)が勝利を上げると、2番で渡辺裕介(協和キリン)も白星を掴み、マッチカウント2-0でリードを奪う。
写真:松平賢二(協和キリン)/撮影:ラリーズ編集部
3番では松山祐季/渡辺裕介(協和キリン)が 西康洋/川上尚也(日野キングフィッシャーズ)にフルゲームで打ち勝ち、チーム5勝目を上げた。
写真:松山祐季/渡辺裕介(協和キリン)/撮影:ラリーズ編集部
同じく24日時点で4勝を上げていたシチズン時計はリコーと対戦となった。
1番で酒井明日翔(シチズン時計)がルーキーの小野寺翔平(リコー)を下すと、2番では三部航平(シチズン時計)が好調の山本勝也(リコー)をストレートで退け、シチズン時計が王手をかける。
写真:酒井明日翔(シチズン時計)/撮影:ラリーズ編集部
3番ダブルスでは郡山北斗/小野寺翔平(リコー)に敗れるも、2台進行で行われた4番、5番では浅津碧利(シチズン時計)が5番で先に勝利を上げ、シチズン時計の5勝目が確定した。
写真:上村慶哉(シチズン時計)/撮影:ラリーズ編集部
4番でも上村慶哉(シチズン時計)が池田忠功(リコー)とフルゲームにもつれる激戦を制し、シチズン時計が3-1で勝ち星を掴み取った。
最終戦では首位タイの協和キリン、シチズン時計がともに敗れたが、得失差で上回った協和キリンが優勝。最高殊勲選手賞には、シングルス5勝を上げた監督権選手の松平賢二が選出された。
写真:協和キリン/撮影:ラリーズ編集部
2位は協和キリンに得失差僅かに下回ったシチズン時計が入賞。また3位には、最終日に協和キリン、愛知工業大を下した日鉄物流ブレイザーズが入賞となった。
写真:田中佑汰(日鉄物流ブレイザーズ)/撮影:ラリーズ編集部
下位争いも大混戦
また、今季の男子1部は最終戦を前にして、1勝5敗が1チーム、2勝4敗が2チーム、3勝3敗が3チームとどのチームが下位になるかわからないという大混戦となった。
最終戦が上位のシチズン時計との対戦と、厳しい戦いが予想されたクローバー歯科カスピッズだったが、最終戦をマッチカウント3-0で快勝。キャプテンの江藤慧(クローバー歯科カスピッズ)が上村慶哉(シチズン時計)にフルゲームデュースで競り勝ち、チームを5位残留に導いた。
写真:江藤慧(クローバー歯科カスピッズ)/撮影:ラリーズ編集部
江藤は、上村の他にも小野寺翔平(リコー)、丹羽孝希(ケアリッツ・アンド・パートナーズ)を下しており、ファインプレー賞を受賞した。
混戦の中、降格となったのは昨年度3位の愛知工業大学だ。篠塚大登、横谷晟、谷垣佑真、鈴木颯と日本代表やインターハイ3冠王など豪華メンバーを揃えたが、まさかの最下位となった。
写真:篠塚大登(愛知工業大)/撮影:ラリーズ編集部
また、7位で入れ替え戦に臨むのはケアリッツ・アンド・パートナーズだ。こちらも丹羽孝希、吉村和弘と日本代表経験のある2本柱を揃えるも、2選手とも黒星を喫するなど、日本リーグのレベルの高さを見せつけられる結果となった。
写真:丹羽孝希(ケアリッツ・アンド・パートナーズ)/撮影:ラリーズ編集部
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