水谷隼“卓球をメジャーに”思いを込めたラケットをプロデュース バタフライが新製品展示会を開催
「合わせるラバーはロゼナがお勧め」
合わせるラバーはロゼナがお勧め、と水谷氏は即答する。
「ボールが上に飛ぶので、初級・中級者、もう少し上のプレイヤーも、このロゼナの噛み具合にこのラケットのバランスを合わせることで理想の弧線が描けます。」
現代卓球において、卓球を始めたときから前に振るスイングを身につける必要性を考えても、現代の入門用組み合わせとして最適かもしれない。
写真:エキシビジョンマッチに登場した有延大夢(写真右、琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部
注目を集めるグレイザー/グレイザー09C
そして、水谷氏も“あっぱれです”と舌を巻く新製品ラバーが、ディグニクスに搭載されているスプリングスポンジXを採用しながら価格も抑えた『グレイザー』と『グレイザー09C』だ。
ハイテンション裏ラバー『グレイザー』と、粘着性の『グレイザー09C』の2つのラインナップは、“ディグニクス”を使いたい選手が、その前にグレイザーから、という位置づけになるだろう。
写真:新製品『グレイザー』/撮影:ラリーズ編集部
「トップクラスにまだ到達していない選手にとって、ディグニクスより少し柔らかめのスポンジで、でもしっかり食い込んでくれて、シートもそのスイングに応じた反応をしてくれるグレイザーを使うことで、トップ選手と同じ弧線を描くことができると思います。」
水谷氏もその性能に太鼓判を押す。
写真:グレイザーのスポンジ色はグレー/撮影:ラリーズ編集部
価格も、メーカー希望小売価格を6,050円(税込)と抑えたうえで、同じ箇所に1,000回ボールを当てて摩耗度合いを測る耐久性テストでも、高い数字を示す。
発表以来話題を呼ぶ理由にも納得の、これからのスタンダードになりうるバタフライ新製品の登場である。
写真:タマスの新製品展示会「バタフライブランドフェア2023」/撮影:ラリーズ編集部
取材・文:ラリーズ編集部
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