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男女複は中国ペアがアベックV 男女単の頂点に立つのは誰か<卓球・シンガポールスマッシュ2023>

<卓球・シンガポールスマッシュ2023 日時:3月7日~19日 場所:シンガポール>

WTT最高峰の大会である、シンガポールスマッシュ2023は本戦が開催中。18日は、男女ダブルス決勝、男女シングルス準決勝が行われた。

男女ダブルスは中国勢が制す

男子ダブルス決勝に登場したのは樊振東(ファンジェンドン)/王楚欽(ワンチューチン・中国)ペアと張禹珍(ジャンウジン)/林鐘勲(イムジョンフン・韓国)ペアだ。

第1ゲームでは接戦となるものの、7-7以降韓国ペアがリードを広げ、先制点を挙げる。

張禹珍(ジャンウジン)/林鐘勲(イムジョンフン・韓国)
写真:張禹珍(ジャンウジン)/林鐘勲(イムジョンフン・韓国)/撮影:ラリーズ編集部

スタートダッシュを決めた韓国ペアだったが、第2ゲームのデュースを樊振東/王楚欽ペアが制すと、徐々に流れは中国ペアに傾く。

第3ゲームでは1歩先に行く形で樊振東/王楚欽ペアが奪うと、第4ゲームでは序盤から中国ペアが主導権を握る。最後は樊振東のチキータが決まり、優勝が決まった。

王曼昱(ワンマンユ)/孫頴莎(スンイーシャ・中国)
写真:王曼昱(ワンマンユ)/孫頴莎(スンイーシャ・中国)/撮影:ラリーズ編集部

女子ダブルス決勝は、2021年の世界選手権王者である王曼昱(ワンマンユ)/孫頴莎(スンイーシャ・中国)ペアと、陳夢(チェンムン)/王藝迪(ワンイーディ・中国)ペアと、世界ランキングトップ4による頂上決戦となった。

第1ゲームでは陳夢/王藝迪ペアが王曼昱/孫頴莎ペアのミスを誘う形で一歩リードし、先制する。そのまま陳夢/王藝迪ペアが第2ゲームも奪い、優勝に王手をかけた。

陳夢(チェンムン)/王藝迪(ワンイーディ・中国)
写真:陳夢(チェンムン)/王藝迪(ワンイーディ・中国)/撮影:ラリーズ編集部

後がなくなった王曼昱/孫頴莎ペアだったが、第3ゲームからラリー戦で点を取るようになると2ゲームを連続で取り、頂上決戦の行方は最終ゲームへ。

世界最高峰のラリー戦を繰り広げる中、10-8で王曼昱/孫頴莎ペアがチャンピオンシップポイントを握る。しかし、陳夢/王藝迪ペアが猛攻を見せデュースに突入。最後は王曼昱のバックハンドドライブが決勝点となった。

男女単は中国勢による頂上決戦に

樊振東(ファンジェンドン・中国)
写真:樊振東(ファンジェンドン・中国)/撮影:ラリーズ編集部

男子シングルス準決勝では樊振東が、ダブルスでペアを組んだ王楚欽に4-1で勝利。世界ランキング1位の実力を見せ、樊振東が決勝へと進んだ。

馬龍(マロン・中国)
写真:馬龍(マロン・中国)/撮影:ラリーズ編集部

一方、ここまで1ゲームも落とさない不動の王者の貫禄を見せる馬龍(マロン・中国)は、ベスト4唯一の海外勢となったウーゴ・カルデラノ(ブラジル)に、今大会初めて1ゲームを取られるも4-1で勝利した。

幾度となく決勝の舞台で戦ってきた2人が再び最高峰の大会の決勝で相まみえる。直近では中国の国内選考会の決勝で対戦し、馬龍が勝っているが、今大会の頂点を手にするのはどちらか。注目の一戦だ。

孫頴莎(スンイーシャ・中国)
写真:孫頴莎(スンイーシャ・中国)/撮影:ラリーズ編集部

女子シングルス準決勝では孫頴莎がダブルスの相方である王曼昱に4-0のストレートで勝利して決勝へ進んだ。準々決勝以外はストレート勝ちで進んできた孫頴莎が優勝を確たるものにするか。

銭天一(チェンティエンイ・中国)
写真:銭天一(チェンティエンイ・中国)/撮影:ラリーズ編集部

女子シングルス決勝で孫頴莎と対戦することになったのは銭天一(チェンティエンイ・中国)だ。準決勝では張瑞(ジャンルイ・中国)に4-1で白星を飾っている。

伊藤美誠(スターツ)を破ってきた銭天一が、抜群の攻撃力を誇る孫頴莎に勝利して初優勝なるか。こちらの試合も見逃せない。

18日の試合結果、19日の試合予定は以下の通り。

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