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張本智和「3.11を忘れない」早田ひなとの混合複で8強入り<卓球・シンガポールスマッシュ2023>

<卓球・シンガポールスマッシュ2023 日時:3月7日~19日 場所:シンガポール>

WTT最高峰の大会である、シンガポールスマッシュ2023は本戦が開催中。13日の混合ダブルス2回戦では、張本智和(IMG)/早田ひな(日本生命)が、ロベルト・ガルドシュ/ソフィア・ポルカノバ(オーストリア)にゲームカウント3-1で勝利した。

張本/早田が8強入り

混合ダブルス2回戦に登場した張本/早田は、オーストリアのガルドシュ/ポルカノバと対戦。

ガルドシュのコンパクトな両ハンドと、ポルカノバのしなやかなフォアドライブに苦戦した張本/早田だったが、ゲーム終盤で立て直し第1ゲームを先制。

ロベルト・ガルドシュ/ソフィア・ポルカノバ
写真:ロベルト・ガルドシュ/ソフィア・ポルカノバ(オーストリア)/撮影:ラリーズ編集部

第2ゲームは11-4で奪い、勝利まであと1ゲームに迫った。しかし第3ゲームは5-0と張本/早田がリードするも追いつかれ、デュースの末ガルドシュ/ポルカノバが1ゲームを取り返した。

張本智和/早田ひな
写真:張本智和(IMG)/早田ひな(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部

第3ゲームを奪われた張本/早田だったが、落ち着いた試合運びを見せ、第4ゲームは11-5で勝利を決めた。ベスト8入りを決め、3回戦へと駒を進めた。

張本智和/早田ひなコメント

試合を振り返って

早田:以前対戦したこともあるペアで、お互いボールに慣れている中での試合でした。前半は相手の勢いがあり、ミスが少なく難しい部分がありましたが、それ以上に自分たちが良いプレーをすることができ、勝つことが出来ました。

張本:出足リードされましたが、逆転してからは良いプレーをすることが出来ました。3ゲーム目で少しミスが増えてしまいましたが、4ゲーム目で修正できたので、次の試合に向けての課題も見つかる勝ちだったと思います。

会場の環境について

早田:会場がとても広いので、台に弾んでからボールが失速しやすいと感じています。いつも以上に回転の変化や、自分たちの回転が残って返球されることが多いので、対応が難しいことがあります。

昨年のシンガポールスマッシュの混合ダブルスでは結果が残せなかったので、会場の環境に調整していくことも課題だと思って、今回の大会に挑んでいます。

先日震災から12年が経ったが、伝えたい思いについて

張本:震災から12年経って、すごい長い時間が経ったと思いますが、今でもあの時の映像や感覚が残っています。悲しく、苦しい出来事だったということを自分自身忘れずに、また日本の皆さんにも忘れないで欲しいと思っています。

試合に勝って、自分がSNSで発信するなど、自分にできることをこれからも毎年行っていきます。

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