
橋津文彦監督が新たに掲げる“人生の目標”とは 野田学園高校卓球部に潜入
「自主性を持てるように管理しないといけない」
写真:練習を見守る橋津文彦監督/撮影:ラリーズ編集部
何か指導で意識されている点はありますか?
あと、一つの柱になってるのが、「自主性を持てるように管理しないといけない」ということです。
写真:2019年インターハイでの戸上隼輔が男子シングルスを制した時の橋津文彦監督(野田学園)/撮影:ラリーズ編集部
聖也にしても真晴にしても隼輔にしても頑張りますからね。
頑張れる人間にしてあげることが、大人の指導者の役目かなとは思ってやっています。
「男子シングルス世界チャンピオンを育てたい」
写真:橋津文彦監督(野田学園高校)/撮影:ラリーズ編集部
「インターハイ優勝しよう」
「全日本チャンピオン育てよう」
「オリンピック選手育てよう」
で3つです。
実はこれ、自分の子供の頃の夢だったんですけど、本当にラッキーなことに今3つとも叶えることができました。
写真:教え子の吉村真晴は全日本選手権を制し、リオ五輪にも出場した/提供:築田純/アフロスポーツ
もう1つは、ここまで卓球に人生をかけた生活をしてきたら、たぶん死ぬまで僕はこれを続けると思うんです。
こうなったら男子シングルス世界チャンピオンを育てたいなと思っています。
思わない限り絶対無理じゃないですか。
だったらもう男子シングルス世界チャンピオン。ここを僕の人生の目標にしたいと思っています。
写真:野田学園中高卓球部/撮影:ラリーズ編集部
橋津監督と2022年の愛媛インターハイでお話させてもらい、「いつでも取材に来てくださいね」と快く取材を受け入れていただき、今回の取材が実現した。
取材のために山口県に前日入りしていたところ、橋津監督のご厚意もあり、急遽その日から2日間に渡り取材させてもらった。2日間を通して、厳しい練習の中でも卓球を心から楽しむ橋津監督と選手たちの姿が印象的だった。
取材・文:山下大志(ラリーズ編集部)
Follow @ssn_supersports