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世界選手権代表経験のある平亮太監督「できないことはできるまでやる」正智深谷高校卓球部に潜入

トレーニングは「めっちゃキツい」

ここで2年生主将で2022年のインターハイ女子シングルスランカーの坂﨑愛華(正智深谷高)にもトレーニングについて話を聞いた。

写真:坂﨑愛華(正智深谷高)/撮影:ラリーズ編集部
写真:坂﨑愛華(正智深谷高)/撮影:ラリーズ編集部

――練習ではトレーニングがキツいと伺ったのですが、実際どんな感じですか?
坂﨑愛華:めっちゃキツいです(笑)
――どんな感じのトレーニングなんですか?
坂﨑愛華:走る系など体力的にキツいトレーニングもたくさんやります。

筋力的に負荷の大きいトレーニングもやるので、次の日絶対筋肉痛です(笑)。

――筋力がついた実感はありますか?
坂﨑愛華:毎日自分の身長と体重と骨格筋量、体脂肪率などを測るんですけど、入学してきた時よりも骨格筋量が増えていたり、足や腕が太くなったり、周りからも言われたりするので、すごい分かります。

写真:坂﨑愛華(正智深谷高)/撮影:ラリーズ編集部
写真:坂﨑愛華(正智深谷高)/撮影:ラリーズ編集部

平監督「私が正智深谷高校の卓球部の一番のファンに」

最後に再び平監督に話を聞いた。

写真:平亮太監督(正智深谷高校)/撮影:ラリーズ編集部
写真:平亮太監督(正智深谷高校)/撮影:ラリーズ編集部

――平監督が、監督をしていて嬉しい瞬間はどういうときですか?
平亮太監督:現役の選手がどんな大会でも勝ってくれることは私の励みにもなります。

加えて、卒業生がよく顔出してくれるのが、私の中ではすごく励みになっていて、「この子達に高校3年間指導してきたことは間違いじゃなかったんだな」って感じ取ることができる瞬間なんですよね。

写真:卒業生の名が刻まれた防球フェンス/撮影:ラリーズ編集部
写真:卒業生の名が刻まれた防球フェンス/撮影:ラリーズ編集部

平亮太監督:私は指導していく中で、「高校を出てからが一番の勝負、出た時にここで学んだことをできるかどうか」というところで指導していることもあり、卒業生の活躍もそうですし、卓球しててもしていなくても、練習場に足を運んでくれる卒業生がいるのは一番の嬉しいところです。

現役の子達を強くするために頑張ろうってより思えますね。

写真:これまでの数々の実績/撮影:ラリーズ編集部
写真:これまでの数々の実績/撮影:ラリーズ編集部

――今後、正智深谷をどういうチームにしていきたいかを最後に教えてください。
平亮太監督:あまり監督や指導者が前面に立ってやるというよりも、「今いる子達の世代でチーム作りをしていって、それを後ろから応援したい」ってスタイルです。

伝統を受け継いでいくチームでも構わないですし、新しいことをやりたいというチームでも良くて、そういった子達を応援していきたい。

写真:平亮太監督(正智深谷高校)/撮影:ラリーズ編集部
写真:平亮太監督(正智深谷高校)/撮影:ラリーズ編集部

平亮太監督:そのためには私が正智深谷高校の卓球部の一番のファンにならなければいけない、というのは私の中であります。

その中でやりたいことをより良く導いて後ろから支えていくスタイルにしたいと思っています。

取材・文:山下大志(ラリーズ編集部)

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