赤江夏星が会心の勝利 日本生命レッドエルフが白星発進<卓球・Tリーグ2025-2026女子開幕戦>

<卓球・ノジマTリーグ2025-2026シーズン(8thシーズン)女子開幕戦 日程:7月27日 場所:代々木第二体育館>

7月27日、Tリーグ8thシーズン女子開幕戦が行われ、昨シーズン2位の日本ペイントマレッツと、昨シーズン3位の日本生命レッドエルフが対戦した。

日本生命レッドエルフが白星発進

1番ダブルスでは、青木咲智/髙森愛央(日本ペイントマレッツ)ペアと、上澤杏音/笹尾明日香(日本生命レッドエルフ)ペアが登場。試合は第1、第2ゲーム共に9-9までもつれる大接戦となるも、第3ゲームでラリー中の変化球を活かしながら得点を積み重ねた上澤/笹尾ペアが勝利をつかみ取った。

2番シングルスでは、村松心菜(日本ペイントマレッツ)とハンシキ(日本生命レッドエルフ)が対戦。中学1年生の村松はこの試合がTリーグ初出場。相手のハンは中国代表として国際大会での経験が豊富な実力者だったが、第1ゲームは複雑な回転のサーブと回転量豊富なバックハンドで村松が奪う。

しかし、第2ゲームからはフットワークを生かして果敢に攻めたハンが徐々に村松のボールに適応。村松のミスを誘発させて冷静なゲーム運びを見せ、3ゲーム連取でハンが勝利した。

3番シングルスは、面手凛(日本生命レッドエルフ)と芝田沙季(日本ペイントマレッツ)が対戦。試合は芝田が4ポイント連取で第1ゲームを奪い、勢いそのままに第2ゲームも取り切ってリードを広げる展開に。

第3ゲームからは面手がピッチの早いラリーでゲームを支配し、2ゲームを連取。追い込まれた芝田だったが、勝負の最終第5ゲームはデュースまでもつれた接戦をなんとか制して、4番に望みを繋いだ。

4番シングルスは、青木咲智(日本ペイントマレッツ)と赤江夏星(日本生命レッドエルフ)が対戦。試合は赤江がパワフルな両ハンド攻撃で第1、第2ゲームを連取する。しかし、ここから怒涛の青木劇場が幕を開ける。青木は前陣に張り付き、赤江を台から下げさせて勝負に出ると第3、第4ゲームと連続で奪う。最終ゲームも9-9までもつれる展開に。

しかし、最後は赤江が執念で勝ち切り、マッチカウント3-1で日本生命が勝利。

日本生命卓球部の創部70周年の節目となる今シーズンで、幸先の良いスタートを切った。

ノジマTリーグ2025-2026シーズン 女子開幕戦

〇日本生命レッドエルフ 3-1 日本ペイントマレッツ

〇上澤杏音/笹尾明日香 2-1 青木咲智/髙森愛央
〇ハン・シキ 3-1 村松心菜
面手凛 2-3 芝田沙季〇
〇赤江夏星 3-2 青木咲智

文:ラリーズ編集部