3連覇狙う愛知工業大は近畿大、慶應大と対戦 日本一の大学を決める戦いが開幕<卓球・インカレ2025>

<第94回全日本大学総合卓球選手権大会(団体の部) 7月3日~6日 場所:四日市市総合体育館(三重県)>

7月3日から6日まで、三重県の四日市市総合体育館にて、第94回全日本大学総合卓球選手権大会・団体の部(通称:インカレ)が開催される。今回は男子第1ステージの見どころを紹介していく。

各リーグの1枠目には、Aブロックに愛知工業大学、Bブロックに日本大学、Cブロックに中央大学、Dブロックに専修大学が名を連ねた。

前回王者の愛知工業大学が入ったAブロックには、関東学生リーグ3部ながら強豪高校出身の選手が揃う慶應義塾大学が入った。特に、野村順成と小笠原草之介の1年生レギュラーのプレーには注目が集まる。

また、Bブロックでは関東春季リーグ1部5位の日本大学と、関西春季リーグ1部3位の龍谷大学の対決も実現。日本大学は絶対的エースの吉山僚一と2024の全日本ダブルス王者・伊藤礼博もメンバー入りしており、盤石の体制で臨む。対する龍谷大学もエースの西坂優也を筆頭に、春季リーグでベストペア賞に輝いた藤本喬大と和田晃典を揃えており、隙はない。

各リーグの1枠目には、Eブロックに駒澤大学、Fブロックに朝日大学、Gブロックに早稲田大学、Hブロックに筑波大学が入った。

駒澤大学のEブロックには、2022年世界選手権日本代表である横谷晟の弟・横谷星や、今年の東海学生新人戦を制した長谷川李博らが所属する中京大学も入った。ともに実力者を要する中京大学と駒澤大学との一戦は、注目のカードとなることは間違いない。

また、朝日大学のFブロックには、今春の関東学生リーグで2部昇格を果たした順天堂大学も入った。順天堂大学は選手層の厚さに加えて、中央大学卓球部OBの坂田修がコーチとして帯同している点でも注目が集まる。現在、順天堂大学大学院に在籍する坂田は、中央大学時代に全日学男子ダブルスで3位に入賞した実績を持つ。経験豊富な坂田の采配が、チームにもたらす影響に期待が集まる。

各リーグの1枠目には、Iブロックに國學院大學、Jブロックに法政大学、Kブロックに立命館大学、Lブロックに明治大学が入った。

Kブロックでは、今春の関西学生リーグ1部で優勝した立命館大学と、関東学生リーグ2部を制した埼玉工業大学が対戦する。今泉蓮、玉井嵩大、福光凌大といった、強豪高校出身のサウスポーを擁する埼玉工業大が、関西王者・立命館大にどのような戦いを挑むのか注目の一戦だ。

また、明治大学のLブロックには、北信越を代表する伝統校・新潟大学も入った。北信越学生選手権ダブルス王者の大久保樹/田口雅也ペアが、今年の全日本選手権ダブルス王者の飯村悠太/木方圭介(明治大)ペアに対して、どこまで食い下がるかに注目したい。

各リーグの1枠目には、Mブロックに大正大学、Nブロックに同志社大学、Oブロックに関西学院大学、Pブロックに日本体育大学が入った。

関西学院大学のOブロックには北陸大学、日本体育大学のPブロックには中京学院大学と、各地方の強豪校も入り、リーグ戦から熱戦になることは間違いないだろう。

さらに、同志社大学のNブロックには、関東2部で活躍する東洋大学が入っている。明徳義塾高校出身の横部叶愛ら実力者を揃えており、同志社大学との好ゲームが期待したい。

男子第1ステージ 組み合わせ

Aブロック

愛知工業大学
近畿大学
慶應義塾大学

Bブロック

日本大学
龍谷大学
鳥取大学

Cブロック

中央大学
京都産業大学
中部大学

Dブロック

専修大学
札幌国際大学
日本福祉大学

Eブロック

駒澤大学
中京大学
熊本学園大学

Fブロック

朝日大学
順天堂大学
東日本国際大学

Gブロック

早稲田大学
東北福祉大学
東京経済大学

Hブロック

筑波大学
福岡大学
新潟産業大学

Iブロック

國學院大學
高知工科大学
八戸工業大学

Jブロック

法政大学
札幌大学
鎮西学院大学

Kブロック

立命館大学
埼玉工業大学
広島修道大学

Lブロック

明治大学
新潟大学
徳島大学

Mブロック

大正大学
大阪経済法科大学
北海学園大学

Nブロック

同志社大学
東洋大学
岡山商科大学

Oブロック

関西学院大学
北陸大学
神奈川大学

Pブロック

日本体育大学
中京学院大学
広島大学

文:ラリーズ編集部