100人の大所帯でひと月の練習日は30日 BRAVE・岡田貴哉代表が語る“社会人卓球の醍醐味”
「やった分だけ勝てる」社会人卓球の醍醐味
目標としては、全日本卓球選手権のマスターズの部(30代以上の年代別の全国大会)に出たいと思っていますが、東京都予選のレベルが高すぎて困っています(笑)。
でも逆に、レベルの高い東京から何でもいいから予選を抜けて全国大会に出たいというのが、モチベーションの1つにはなっているかもしれないです。
提供:BRAVE
すごい実績の選手が相手でも、練習を継続していければ、徐々に技術的に対等になってくるところが楽しいと感じているところかもしれないです。
学生の時ならボコボコにされていたと思いますが、相手の練習量が落ちていたおかげで勝つことができました。やった分だけ報われるのが、社会人卓球ならではの醍醐味だと思います。
“人気卓球YouTuber”も初期から加入
例えば、全国大会への出場経験があり、今は週1程度で練習したい方や、過去に成績は出ていないけれど、卓球が好きで週5で練習できる方が入っています。学生であれば、今後の伸びしろも考えて、まだ初級レベルでも毎日練習する子なら、受け入れることもあります。
写真:登録者200万人超えの卓球YouTuber卓キチさん/撮影:ラリーズ編集部
卓キチ君がYouTubeでずっとユニフォームを着てくれているので、「BRAVE=卓キチ君のチーム」と思われている方も多くいます(笑)。
チームの代表をやることは大変なことも多いかと思いますが、原動力ややりがいはどの部分にありますか?
居心地の良いチームを作って、気の置けない仲間と一緒に、私が理想とするチームをどんどん作っているところです。
同じような流れで「自分が参加したい大会を作ろう」ということでエブリーグという団体を最近設立しました。
私も小山君もチームを作るぐらいなので、自分が本当に理想とする大会がないなら作ってしまおうとなり、自分たちが満足する大会を作りました。
皆が楽しく卓球をできるという意味を込めたエブリワンズリーグを略して、エブリーグという名前にしました。
徐々に参加者も増えてきて、皆さんに楽しんでもらえる大会になっているのではないかと思っています。
楽しく卓球ができるような環境作りを
写真:試合での様子/提供:BRAVE
加えて、全日本クラブ卓球選手権や新体連の団体戦で全国大会に出場することが目標です。
ただ、それ以上に卓球をする場所として、うちのチームを選んでもらえて、楽しく卓球ができるような環境を作っていけたらいいと思います。
今いるメンバーにチームを愛してもらって、新しく入りたいメンバーには気軽に来てもらって卓球を続けられる。そんなチームになっていけたらと思っています。
写真:大会参加時のBRAVEのメンバー/提供:BRAVE
ふと予定が空いた時に「そういえばBRAVEは毎日練習やっているから行くか」となるような存在になっていければと思っています。
写真:BRAVEでの飲み会の様子/提供:BRAVE
取材・文:山下大志
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