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【Tリーグ】田中佑汰、趙勝敏が執念の逆転勝利 “全員卓球”の金沢ポートが今季初完勝で5位浮上

<卓球・ノジマTリーグ2023‐2024シーズン 日程:11月4日 場所:いしかわ総合体育館>

金沢ポートは、T.T彩たまとの初対戦で嬉しいストレート勝利を飾り、盛り上がる金沢のホームマッチ会場を沸かせた。

初出場の台湾代表・廖振珽(リャオチェンティン)もダブルスで勝利、白熱の接戦をものにした金沢ポートが勝ち点4をもぎとり、4日時点で5位に浮上した。

初ペアリングの国際ペアが躍動

廖振珽(リャオチェンティン)と趙勝敏(チョスンミン)
写真:廖振珽(リャオチェンティン)と趙勝敏(チョスンミン・金沢ポート)/撮影:ラリーズ編集部

金沢ポートは1番ダブルスに、新加入の廖振珽(リャオチェンティン)と趙勝敏(チョスンミン)の国際ペアを起用。今回が初のペアリングとなった廖振珽/趙勝敏ペアだが、ともに国際大会のダブルス種目で優勝経験のある選手同士。今シーズンのTリーグで3連勝中の小林広夢/曽根翔T.T彩たま)ペアから第1ゲームを11-4で奪い、流れを掴む。

小林広夢/曽根翔
写真:小林広夢と曽根翔(T.T彩たま)/撮影:ラリーズ編集部

続く第2ゲームは、曽根のフォアドライブを中心に彩たまペアが得点を重ねるも、廖振珽/趙勝敏ペアはラリー戦で無類の強さを発揮。互いにポイントを奪い合う展開となるも、廖振珽/趙勝敏ペアが先にマッチポイントを握る。その後10-10まで追いつかれるが、最後は曽根のバックドライブがオーバーし、勝負あり。廖振珽/趙勝敏ペアが完勝を収め、貴重な1勝を挙げた。

新戦力・安宰賢を撃破

2番シングルスでは、田中佑汰(金沢ポート)と安宰賢(アンジェヒョン・T.T彩たま)が対戦。世界ランキング40位の安宰賢は、先日加入が発表されたばかりの新戦力。試合は序盤から、下馬評通りの実力を見せる安宰賢が得意のハイトスサービスからのフォアドライブで得点を重ねる。田中も負けじとバックドライブで応戦して第2ゲームを制するも、第1、第3ゲームを安宰賢が取り、安宰賢が先に王手をかける。

安宰賢(アンジェヒョン)
写真:安宰賢(アンジェヒョン・T.T彩たま)/撮影:ラリーズ編集部

続く第4ゲームは田中が9-2までリードしていたものの、途中から安宰賢が巻き込みサービスに変更。このサービスに田中は苦戦し、10-10まで追いつかれる。このまま安宰賢が一気に逆転するかと思われたが、10-10で田中が安宰賢のサービスを執念のチキータ。これが安宰賢のネットミスを誘い、このゲームは田中がなんとか奪取した。

田中佑汰
写真:田中佑汰(金沢ポート)/撮影:ラリーズ編集部

最終第5ゲームも一進一退の攻防が続くが、8-9から田中が正確な両ハンド連打で2ポイントを連取。最後も、田中がバック対バックのラリーを取り切って、試合終了。田中がフルゲームの激戦を制し、チームの勢いを加速させる2勝目を挙げた。

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