男子は張本智和が首位をキープ 女子は伊藤美誠が3位に浮上|卓球・2024年パリ五輪選考ポイント
日本卓球協会強化本部は6月19日、日本卓球協会が独自に定めるパリオリンピック選考ポイント獲得状況を更新した。
パリ五輪選考ポイントとは?
パリ五輪選考ポイントとは、日本卓球協会が独自に定めた、2024年のパリオリンピック選考に用いられるポイントだ。
以前は世界ランキング上位2名、強化本部推薦1名が日本代表として選出される方式であり、東京五輪では張本智和(智和企画)、丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)が世界ランキング男子上位2名、水谷隼(木下グループ・当時)が強化本部推薦として選出されていた。
写真:日本男子の張本智和、倉嶋洋介監督、丹羽孝希、水谷隼/提供:森田直樹/アフロスポーツ
しかし東京五輪以降は国際大会のルールが変わり、世界ランキングを左右するランキングポイントが与えらえる国際大会の出場機会が平等では無くなってしまった。
そこで日本卓球協会強化本部では、独自に国内大会、国際大会の成績に応じたパリ五輪選考ポイントを導入、男女でポイントの多い上位2名ずつをパリ五輪日本代表として選出することを決定した。
また3人目の選手に関しては、以前と同じように強化本部推薦により決定となる。
2022年の第1回選考会から、2024年の全日本選手権までがポイントの対象となっており、世界選手権、アジア選手権などの国際大会や、全日本選手権、パリ五輪選考会、Tリーグレギュラーシーズンなどの国内大会が含まれている。
2023年以降のパリ五輪選考会では優勝すると100ポイント、2024年全日本選手権では優勝すると120ポイントが加算されるなど、各大会に応じて選考ポイントが付与される。
また国際大会では、世界ランキングトップ3の中国選手に勝利した場合、7ゲームマッチで15ポイント、5ゲームマッチで10ポイントが加算される。
写真:早田ひな(日本生命)/提供:WTT
早田ひな(日本生命)は世界卓球2023ダーバン大会で王藝迪(ワンイーディ・中国)に7ゲームマッチで勝利しており、15ポイントが加算されている。
また平野美宇(木下グループ)はシンガポールスマッシュ2023大会で王藝迪(ワンイーディ・中国)を5ゲームマッチで下しており、10ポイントが加算されている。
写真:平野美宇(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部
世界選手権、アジア選手権などの国際大会で上位に進出することでポイントが加算されるので、国内大会だけでなく国際大会でも成績に応じたポイントが加算される仕組みとなっている。
張本智和が1位をキープ
男子では、張本智和(智和企画)が453.5ポイントで1位を維持している。
5月に行われた世界卓球2023ダーバン大会ではベスト8に進出し80ポイントを獲得。全農CUP2023大会では準優勝、TリーグNOJIMA CUP2023では優勝と、国内の選考ポイント対象大会でも安定感を見せている。
写真:張本智和(智和企画)/撮影:ラリーズ編集部
2位には290ポイントで戸上隼輔(明治大)が位置付けており、全農CUP2023大会優勝、全日本選手権優勝など国内大会で結果を示している。
写真:戸上隼輔(明治大)/撮影:ラリーズ編集部
また175ポイントの篠塚大登(愛知工業大)が3位、174ポイントの吉山僚一(日本大)が4位となっており、張本、戸上の後を追う形となっている。
写真:篠塚大登(愛知工業大)/撮影:ラリーズ編集部
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