＜天皇杯・皇后杯 2023年全日本卓球選手権大会（一般・ジュニアの部） 日時：1月23日～29日 場所：東京体育館＞
26日、全日本卓球選手権大会は4日目を迎え、ジュニア男子シングルス決勝が行われた。
決勝には、互いに初優勝を狙う松島輝空（木下アカデミー）と萩原啓至（愛工大名電高）が勝ち上がってきた。松島は、過去2度ジュニアの部で決勝に勝ち上がっているが、いずれもあと一歩のところで敗れており、今大会では3度目の正直を狙った。
試合は第1ゲームを萩原が奪うと、第2ゲームではお互いにカウンターが決め手となる展開に。カウンターの安定感とその後のラリーで得点を重ねた松島が第2ゲームを制し、ゲームカウント1-1と並ぶ。
写真：松島輝空（木下アカデミー）/撮影：ラリーズ編集部
第3ゲームはサービスと引き合いで松島が、力強いバックハンドを軸とした萩原が譲らぬ攻防を展開。9-9からゲームポイントを先に握ったのは松島だったが、萩原が追いつき逆転。優勝まで残り1ゲームとした。
写真：萩原啓至（愛工大名電高）/撮影：ラリーズ編集部
後がない松島は第4ゲームで、ストレート方向への緩急をつけたドライブや早い打点のバックハンドで流れを引き寄せる。リードを広げた松島が1ゲームを取り勝負は最終局面へ。
松島が素早い打点での攻撃で流れを掴もうとするが、萩原が高速のチキータと両ハンド攻撃で盛り返し、萩原が1点リードでチェンジコート。後半は松島がリードするも萩原が食らいつき、9-9までもつれる接戦に。そこから松島が逆クロスへチキータしチャンピオンシップポイントを握った。
写真：萩原啓至（愛工大名電高）/撮影：ラリーズ編集部
しかし萩原が猛攻で追いつくと、最後はフォアハンドのカウンターが炸裂。ゲームカウント3-2の激戦を制した萩原が、ジュニア男子シングルスで初優勝を飾った。
ジュニア男子シングルス決勝結果
写真：松島輝空（木下アカデミー）/撮影：ラリーズ編集部
〇萩原啓至（愛工大名電高）3‐2 松島輝空（木下アカデミー）
11-6/7-11/12-10/6-11/12-10
文：ラリーズ編集部
Follow @ssn_supersports
