新時代の幕開けか 金沢からTリーグ男子に新チーム参入決定 男子も6チームに
12日、卓球Tリーグは来季Tリーグ男子に、石川県金沢市を拠点とする金沢ポート株式会社(仮)からチーム新規加入申請があり、理事会で承認されたことを発表した。
先日の静岡オクシズUUに続き、これで2023-2024Tリーグ男子に2チームが新規参入することになり、現時点で女子と同じく6チームが揃ったことになり、来季は男子もセミファイナル、ファイナルで王座を決める戦いになる。
坂井理事長「より競い合う環境に」
坂井理事長からば「本来の申請〆切を過ぎてからの申請だったので、審査と確認に少し時間がかかりました。ただ、申請内容は、地元からの支援、信頼できる資金力、そして来季からの参入意思が非常に強かったため、理事会で承認の運びとなりました」と、承認プロセスを説明した。
また「ここから全国的に、男子各チームの戦力がより競い合う環境になること、全国的に卓球普及が広がっていくことを楽しみにしています」と、金沢の新チームへの期待感を語った。
地域密着チームがTリーグ新時代を拓く
北陸地方には、有力なジュニアクラブや学校があるが、その後の選手としての進路が地元に少なく、北陸にプロチームを、という声は長らく地元卓球界の悲願だった。
今回、石川県卓球界の熱い支援を受け、地元密着型のチーム組成の準備を一つずつ進めているとのことだ。
奇しくも、新規参入の金沢も静岡も“地元密着”を第一に掲げるのは、そこにTリーグの可能性を見ているからだろう。
地元で育った選手や地元で暮らす選手を、その地に住む人たちがホームゲームに足を運んで応援し、そして勝利を目指せるチームになったとき、いよいよTリーグ創設期に夢見た“卓球新時代”が幕を開ける。
写真:Tリーグファーストシーズン開幕戦/撮影:ラリーズ編集部
文:ラリーズ編集部
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