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篠塚大登が単複で決勝に進出 2種目制覇なるか<卓球・WTTコンテンダーノバ・ゴリツァ2022>

<卓球・WTTコンテンダーノバ・ゴリツァ2022 日程:10月31日~11月6日 場所:ノバ・ゴリツァ(スロベニア)>

5日、WTTコンテンダーノバ・ゴリツァは大会6日目を終え、男女シングルスのファイナリスト、男女ダブルスのファイナリストが決定し、混合ダブルスのチャンピオンが決定した。

篠塚大登が同士討ちを制して決勝進出

男子シングルス準々決勝には、及川瑞基(木下グループ)と篠塚大登(愛知工業大)が登場。篠塚は、李尚洙(イサンス・韓国)との対戦となった。


写真:篠塚大登(愛知工業大)/提供:WTT

第1ゲームから、台上でのハイレベルな攻防が繰り広げられるも、決定力のある鋭いドライブで主導権を握った篠塚が、ゲームカウント3-1で勝利し、準決勝進出を決めた。

及川は世界ランキング上位のシモン・ゴジ(フランス)とリアム・ピッチフォード(イングランド)を倒して勝ち上がってきた馮翊新(フェンイーシン・チャイニーズタイペイ)と対戦。


写真:及川瑞基(木下グループ)/提供:WTT

第1ゲームでは、鋭いコース取りで激しいラリー戦を制した馮が先制するが、持ち前の粘り強さで得点を重ねた及川が3ゲームを連取し、ゲームカウント3-1で勝利。篠塚の待つ準決勝に駒を進めた。

そして、男子シングルス準決勝では篠塚と及川の日本人対決が実現。打球点の速い攻撃で先手を取った篠塚が第1、第2ゲームを連取するも、回転量の多い返球で要所を制した及川が3ゲーム連取して逆転し、勝利に王手をかける。

後の無くなった篠塚だったが、第6ゲームを取り試合は最終ゲームに突入。手数の多い攻撃を仕掛け続けた篠塚の勢いは止まらず、フルゲームの激戦の末日本人対決を制した篠塚が決勝進出を決めた。

小塩遥菜は準決勝で敗れて3位

女子シングルス3回戦には、小塩遥菜(JOCエリートアカデミー/星槎)と長﨑美柚(木下グループ)が出場した。長崎は韓国の新星・申裕斌(シンユビン・韓国)との対戦となった。長崎は、申裕斌の回転量の多い返球に終始圧倒され、ゲームカウント1-3で惜しくも3回戦敗退となった。

小塩は、3回戦で世界選手権代表のサウェータブット・スターシニー(タイ)を3-0で下すと、準決勝では楊暁欣(ヤンシャオシン・モナコ)との対決となった。


写真:小塩遥菜(JOCエリートアカデミー/星槎)/提供:WTT

変化の激しいカットで相手を翻弄する小塩と、正確かつ強烈なカット打ちを続ける楊の、両者ともに一歩も引かない展開となった。最終ゲームまでもつれるも小塩が一歩及ばず、ゲームカウント3-4で準決勝敗退となり、3位入賞で大会を終えた。

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