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社会人の成熟とは“悔しさと充実の置き場所”を知ること 全日本社会人卓球選手権総括

玉石幸穂(エクセディ)

玉石幸穂(エクセディ)
写真:玉石幸穂(エクセディ)/撮影:ラリーズ編集部

自己最高の3位という結果でした

今までは、もっと強くなるために、もっと強く打つボールを増やそうと思っていました。

でも今回は、自分の特徴を理解して、本当に無理しすぎないようにしました。良いボールじゃなくても、ミスしなくて台に入れられたら1点、粘るところと攻めるところのメリハリを意識したのが良かったのかなと思っています。

野村萌(デンソー)

野村萌(デンソー)
写真:野村萌(デンソー)/撮影:ラリーズ編集部

3位という結果でした

優勝を狙っていたので悔しい気持ちのほうが大きいんですけど、でも井(絢乃)さんにはここまで競ったことがなくて、いつも簡単に負けてしまっていました。今回フルゲームまで行けたということを自信にして、また帰って練習します。

この全日本社会人も最初から苦しい試合ばかりだったんですけど、Tリーグで強い人の質のあるいろんなボールを受けることができて対応力が上がっているのかもしれません。参加させていただいて感謝しています。

社会人とは何か

無観客のアリーナに、試合中は自らを鼓舞する声と、試合後にはリラックスした表情がこぼれる。結局のところ、自分と上手に向き合える人間しか、長い社会人選手生活は続けられないのだ。

社会人とは何か。

少し感傷的に言うならば、勲章の少ない、観客のいない戦場でも戦い続けられる者たちのことだった。

写真:上田仁(T.T彩たま/埼玉)と大島祐哉(木下グループ/東京)/撮影:ラリーズ編集部
写真:上田仁(T.T彩たま/埼玉)と大島祐哉(木下グループ/東京)/撮影:ラリーズ編集部

取材・文:槌谷昭人(ラリーズ編集長)

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