世界ランク31位・スッチ、東京五輪金メダリストを下す大金星<卓球・WTTチャンピオンズマカオ>
<卓球・WTTチャンピオンズマカオ 日程:10月19~23日 場所:マカオ(中国)>
21日、WTTチャンピオンズマカオ女子シングルス2回戦が行われ、世界ランキング31位のベルナデッテ・スッチ(ルーマニア)が世界ランキング2位の陳夢(チェンムン・中国)にゲームカウント3-2で勝利した。
27歳のスッチは、ルーマニア代表として五輪や世界選手権など数多くの国際大会に出場してきた選手。対する陳夢も元世界ランキング1位で東京五輪シングルスと団体の金メダリストという、卓球帝国・中国の中でもトップの実力を持った選手で、下馬評では圧倒的に陳夢が優勢と思われていた。
第1ゲームは下馬評通りの力を陳夢が見せてゲームを奪うが、続く第2、第3ゲームはスッチが積極的な攻撃を見せ、陳夢を圧倒。2ゲームを連取し、勝利に王手をかける。
第4ゲームは11-7で陳夢が制するが、最終第5ゲームでは一進一退の攻防が繰り広げられ、勝負はデュースまでもつれ込む。すると、スッチが12-11でマッチポイントを握り、最後はバックハンドの連打で陳夢を打ち抜いたスッチが、13-11で第5ゲームを奪取。
ゲームカウント3-2の激戦を制し、五輪金メダリストの陳夢を下す大金星を挙げたスッチが、準々決勝に駒を進めた。
女子シングルス2回戦
〇ベルナデッテ・スッチ(ルーマニア)3-2 陳夢(チェンムン・中国)
8-11/11-8/11-9/7-11/13-11
文:ラリーズ編集部
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