張本/早田ペアが決勝へ、世界卓球のリベンジなるか 張本智和、石川佳純は単8強狙う<卓球・シンガポールスマッシュ2023>
平野、戸上はいずれも強敵に苦杯
写真:平野美宇(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部
女子シングルス3回戦に進んだ平野美宇(木下グループ)は、バック表の張瑞(ジャンルイ・中国)と対戦。ゲームカウント2-2で最終ゲームにもつれ込んだが、張瑞のフォアハンドが得点に結びつき、平野は2-3で敗れた。
この試合について平野は、「フォアで攻められた時に消極的になったり、迷いが出てしまったのが敗因だった。なぜ負けたかをしっかり考えて、次につなげたい」と語っている。
写真:戸上隼輔(明治大)/撮影:ラリーズ編集部
男子シングルス3回戦では戸上が登場。2021年世界選手権準優勝のトルルス・モーレゴード(スウェーデン)相手に、ゲームカウント1-2から戸上が巻き返す。
最終ゲームでも食らいついた戸上だったが、あと1点が遠く、凄まじいラリー戦をモーレゴードが制して試合終了となった。
モーレゴードとの試合を終えた戸上は、「戦術などを参考にすることが出来たので、自分はまだまだ成長できると感じた」とコメントした。
写真:ハン・イン(ドイツ)/撮影:ラリーズ編集部
海外勢では女子シングルス3回戦に登場したカット主戦型のハン・イン(ドイツ)が陳幸同(チェンシントン・中国)と対戦。第1ゲームは陳幸同が奪うものの、第2ゲーム以降ハン・インの粘り強いカットが得点につながる。
3ゲームを連取したハン・インが中国勢を破ってのベスト8入りとなった。女子シングルスでは、準々決勝までにトップ8シード5名が姿を消すという、波乱続出の展開となっている。
日本選手の15日の結果と、16日の試合予定は以下の通り。
15日日本選手試合結果
男子シングルス3回戦
戸上隼輔(明治大) 2-3 トルルス・モーレゴード(スウェーデン)〇
女子シングルス3回戦
平野美宇(木下グループ) 2-3 張瑞(ジャンルイ・中国)〇
男子ダブルス2回戦
〇宇田幸矢/戸上隼輔(明治大) 3-2 アレクシス・ルブラン/フェリックス・ルブラン(フランス)
女子ダブルス2回戦
〇伊藤美誠(スターツ)/早田ひな(日本生命) 3-0 鄭怡静(チェンイーチン)/李昱諄(リユジュン・チャイニーズタイペイ)
混合ダブルス準決勝
〇張本智和(IMG)/早田ひな(日本生命) 3-0 樊振東(ファンジェンドン)/王曼昱(ワンマンユ・中国)
16日日本選手試合予定
男子シングルス3回戦
張本智和(IMG) – クアドリ・アルナ(ナイジェリア)
女子シングルス3回戦
石川佳純(全農) – JOO Cheonhui(韓国)
男子ダブルス準々決勝
宇田幸矢/戸上隼輔(明治大) – 邱党(キュウダン)/ベネディクト・デューダ(ドイツ)
女子ダブルス準々決勝
伊藤美誠(スターツ)/早田ひな(日本生命) – クリスティーナ・ケルべリ/リンダ・バルグストローム(スウェーデン)
混合ダブルス決勝
張本智和(IMG)/早田ひな(日本生命) – 王楚欽(ワンチューチン)/孫穎莎(スンイーシャ・中国)
文:ラリーズ編集部
Follow @ssn_supersports