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及川瑞基「プレッシャーを与えられなかった」無念の予選敗退<シンガポールスマッシュ2023>

<卓球・WTTシンガポールスマッシュ 日時:3月7日~19日 場所:シンガポール>

8日、WTTシンガポールスマッシュが開幕し、男子シングルス予選2回戦で及川瑞基(木下グループ)がヤコブ・ディアス(ポーランド)にゲームカウント0-3で敗れた。

及川瑞基が予選敗退

写真:及川瑞基(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部
写真:及川瑞基(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

ディアスは、2021年の世界卓球では張本智和(IMG)に勝利している東欧の実力者だ。第1ゲームで及川は3-7と劣勢も8-10まで追い上げる。しかし、鞭のようにしなる両ハンドで猛攻を仕掛けたディアスが先制する。

第2ゲームでは、序盤から激しい打撃戦となりデュースに突入するも、12-12の場面で及川が痛恨のサービスミス。好機を逃さなかったディアスがこのゲームも連取する。

写真:ヤコブ・ディアス(ポーランド)/撮影:ラリーズ編集部
写真:ヤコブ・ディアス(ポーランド)/撮影:ラリーズ編集部

勢いの止まらないディアスが第3ゲームでも及川を攻め立てる。及川は1-4の劣勢でタイムアウトを取るも4-10とリードを許す。そこから4点連取と粘りを見せるが、及ばず予選2回戦敗退となった。

写真:及川瑞基(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部
写真:試合後の及川瑞基(木下グループ)とヤコブ・ディアス(ポーランド)/撮影:ラリーズ編集部

及川瑞基コメント

試合を振り返って

去年の夏ごろに試合した時はゲームカウント4-1で勝っている相手でした。ただ、その時も今回と同様に相手のサービスに苦しめられました。

今回の試合では、自分のサービスも前回と同じように効いていたんですが、相手がレシーブを工夫して対応してきたので、その差が今回の勝敗を分けたんだと思います。

相手選手とは試合経験があるので、その経験を生かして1ゲーム目から積極的に攻めるべきでした。2ゲーム目からは慣れてきて、レシーブもいい感じだったんですけど、競った場面でプレッシャーを与えられなかったり、焦って単調になったりしてしまったのでそこが良くなかったです。

ヨーロッパ選手との試合について

抜けたと思ったボールもしっかりした体制で返球されたり、ユニークなサービスが取りづらかったりします。でもこういう一発勝負の試合では、前半から調子を上げて積極的にいかないといけないんです。そういったところが現状の課題です。

今後の方針

自分の強みやプレースタイルを忘れがちなところがあるので、そこの軸を見直すことと、サービス・レシーブの質の向上、積極性を持って試合に取り組むことを意識して、調整していこうと思います。

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