
写真:早田ひな(提供:ITTF)
7月24日、パリオリンピックにおける卓球競技の組み合わせが決定した。
すでに代表選手たちはパリ入りしており、運命の戦いに向けてコンディション調整を行っている。
早田ひなは準決勝で世界ランキング1位の孫穎莎と対戦か
女子のエースである早田ひな(世界ランキング5位)はシングルスで第3シードとして出場となるが、順当に勝ち上がれば準決勝で世界ランキング1位の孫穎莎(中国)と対戦することになる。
この対戦で勝利し決勝にコマを進めれば、おそらく決勝で中国の第2シード陳夢(中国)と金メダルをかけて対戦することになる。
孫穎莎とはこれまで15回戦ったものの、早田はまだ1勝もしたことがない。
しかし、世界ランキング5位とすでに上位の中国勢に肉薄している早田は、対戦成績こそ圧倒的大差がついているものの、絶対王者を破る可能性は秘めている。
最も大きな大会なだけに上位の中国勢の選手たちも精神的なプレッシャーはあるはずだ。
混合ダブルスは最も金メダルが狙える競技
シングルスでも金メダルを狙える早田ひなと張本智の混合ダブルスでは、中国や韓国といった強豪ペアが反対ブロックとなったため、決勝まで進出できる可能性は高そうだ。
早田と張本共にコンディションも良く、「金メダルが取りたい」と言い合っているほどだ。
世界ランキング5位の早田と9位の張本のコンビだけに、その確率も決して低くないだろう。
1回戦の相手は対戦したことがない北朝鮮ペアとなるが、百戦錬磨の2人ならば難なく勝利してくれるだろう。
韓国や台湾、中国のペアが反対ブロックとなったことで決勝進出の可能性も高いといえる。
日本卓球界の未来である張本美和にも期待
パリオリンピックでは、張本智の妹である張本美和にも注目だ。
16歳になったばかりの若手選手だが、その実力はすでに世界でもトップクラスで、世界ランキングも8位となっている。
パリオリンピックではシングルスの出場はないが、女子団体のメンバーとして参加する。
4年後のオリンピックでは高い確率で日本女子卓球のエースとなることが予想されるだけに、今大会でどれほどの結果を残せるのか注目だ。
兄である男子シングルスの張本智は、順当に勝ち進めば準々決勝で世界ランキング4位の樊振東と対戦する可能性がある。
樊振東に勝利することができれば、メダルも見えてくるはずだ。
パリオリンピックにおける男女シングルス、混合ダブルスは7月27日からスタートする。
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