【卓球】パリ五輪の主役候補・早田ひな、選考レース独走の“日本のエース”にかかる3種目メダル獲得への期待
引退の石川に代わる新たな顔へ
写真:早田ひな、張本智和(提供:ITTF)
パリ五輪出場へ近づく早田には、盟友が達成した五輪での3種目メダリストへの期待も高まる。これまでは、前回の東京大会で伊藤が女子シングルスで銅メダル、団体で銀メダル、そして水谷隼と組んだ混合ダブルスで金メダルを獲得し、一足先にこの偉業を成し遂げた。張本と組む“はりひな”ペアでは中国勢を倒しての世界一が期待されており、豊富な選手層を誇る女子団体でも目指すのは打倒・中国を成し遂げての金メダルとなる。着実にレベルを上げ飛躍するシングルスとともに3つのメダルをかけた早田の姿がパリで見られるかは興味深い。
写真:早田ひな(提供:ITTF)
リオ、東京大会に出場し前回は金メダルにも輝いた伊藤、東京大会で団体メンバーに名を連ねて表彰台に立った平野という同世代がいる中、地道な成長曲線を描き、日本卓球界の主役に躍り出た早田。石川という“レジェンド”が現役を退き、ひとつの分岐点を迎えた日本卓球女子において、パリ五輪への出場はもちろん、全種目でのメダル獲得での新たな日本の顔としての働きが早田には求められてくる。2024年のパリ大会を彩るひとりになること間違いなしのサウスポーのさらなる飛躍には期待大だ。
X(Twitter)をフォローしよう
Follow @ssn_supersports
Follow @ssn_supersports