藤井寛子,卓球,YOYO TAKKYU

卓球で強くなる秘訣とは!再開時の注意点を解説

大人の卓球再開。体をケアして生涯スポーツに。

――学生時代に部活でやっていて、大人になって再開するパターンもあると思いますが、そうした人たちが再開するときのアドバイスはありますか?

藤井:何と言ってもケガをしないことです。一番大事なことだと思いますね。昔の動けた頃のイメージがあると思いますが、その当時の自分とは違います。準備体操をしっかりしていただけたらと思います。卓球はそんなに動かないと思って、準備体操をせず打ち始める人が多いんですよね。大きく激しく動くことは少ないかもしれませんが、関節部分や、アキレス腱など、様々なところでケガのリスクがありますので、気をつけていただきたいです。

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私の母も卓球指導者ですが、アキレス腱を切りました。50代後半でしたが、人数が足りないから一緒に試合に出てもらえないかと誘われた試合でやってしまって…。私に電話がかかってきたと思ったら、ピーポーピーポ-って救急車の音がして、「アキレス腱を切った」って。ケガをしてしまってはやりたいスポーツもできなくなってしまうので、準備運動や運動が終わった後の整理体操もしっかりやっていただきたいです。体のケアをしっかりやれば、ずっと長く楽しめる生涯スポーツです。(続く)

>>特集連載:元卓球日本代表 藤井寛子「今、卓球が熱い理由」

■プロフィール

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藤井寛子(ふじい・ひろこ)
1982年生まれ。奈良県出身。両親が主宰する卓球クラブで卓球を始める。四天王寺高等学校、淑徳大学を卒業後、日本生命保険相互会社に入社。全日本選手権女子ダブルスで5回の優勝、シングルスでは3回の準優勝の経験がある。現在はYOYO TAKKYU西日暮里店のコーチとして活躍。オリンピックなどのテレビ中継で、解説者を務める。

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