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吉村真晴、2種目で表彰台 弟・和弘と男子複日本勢対決を制す<卓球・WTTフィーダーオロモウツ>

大会報道 吉村真晴、2種目で表彰台 弟・和弘と男子複日本勢対決を制す<卓球・WTTフィーダーオロモウツ>

2022.08.30
文:ラリーズ編集部

<卓球・WTTフィーダーオロモウツ 日程:8月23日~28日 場所:オロモウツ(チェコ)>

28日、WTTフィーダーオロモウツは大会最終日を迎え、男子シングルス準決勝、決勝、男子ダブルス決勝が行われた。

日本勢対決は吉村兄弟に軍配

男子ダブルス決勝は横谷晟/谷垣佑真(愛知工業大)ペアと吉村真晴(愛知ダイハツ)/吉村和弘(TRAIL)ペアの日本勢対決が実現し、注目を集めた。

1ゲーム目は横谷/谷垣ペアがチキータで吉村兄弟を崩し、先取する。対する吉村兄弟は苦しめられたチキータに対してブロックやカウンターで対応し、2ゲーム目を取ると、勢いそのままに兄・真晴のツッツキやフリックを交えた台上プレーと弟・和弘のバックハンドで横谷/谷垣ペアを翻弄し、ゲームカウント3‐1で勝負を決めた。

吉村真晴/吉村和弘
写真:吉村真晴(愛知ダイハツ)/吉村和弘(TRAIL)/提供:チェコ卓球協会
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吉村真晴シングルスは準優勝

吉村真晴は男子シングルス準決勝にも登場。周启豪(ジョウチーホウ・中国)のチキータを中心とするバックハンドに序盤は苦しめられるも、要所で鋭いカウンターを繰り出すと、ラリーでもフォアハンドで主導権を握り、4、5ゲーム目は相手を寄せ付けない強さを見せて勝利。決勝に進出した。

その後の決勝では趙勝敏(チョスンミン・韓国)と対戦した。相手の安定感ある両ハンドドライブに苦しめられ、2ゲームを先取される。3ゲーム目は真晴のフォアハンドとラリーで得点し、試合を有利に進めるも、最後は16‐18で後がない状況になってしまう。

追い詰められた4ゲーム目、吉村の意地のフォアハンドが光り1ゲームを取り返すも、最後は相手のコースを突くドライブに対応しきれず、ゲームカウント1‐4で敗れた。

吉村真晴
写真:吉村真晴(愛知ダイハツ)/提供:チェコ卓球協会吉村真晴は今大会、数年ぶりの国際大会タイトルを獲得した。特にダブルスでは、初結成となった弟・和弘との兄弟ペアで優勝し、パリ五輪を目標としている吉村にとって、一つの弾みとなった。今後も、五輪や世界卓球といった大舞台の経験を活かして、更なる活躍を期待したい。

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