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“もう1つのインカレ”全国公が17日開幕 情熱を燃やす学生の夏が3年ぶりに復活<全国国公立大学卓球大会>

大会報道 “もう1つのインカレ”全国公が17日開幕 情熱を燃やす学生の夏が3年ぶりに復活<全国国公立大学卓球大会>

2022.08.16
文:ラリーズ編集部

<第62回全国国公立大学卓球大会 日時:8月17日~20日 場所:グリーンアリーナ神戸(兵庫県)>

数々の若きスター選手が活躍した全日本ホカバが行われたグリーンアリーナ神戸にて、17日からは国公立大学の日本一を決める全国国公立大学卓球大会、通称「全国公」が開幕する。

同大会は2019年の第59回大会以降、新型コロナウイルスの影響で2年連続の開催中止を余儀なくされており、今大会は実に3年ぶりの開催となる。

全国国公立大学卓球大会とは?

毎年8月、北海道から沖縄まで全国各地に存在する国公立大学が、オープン参加として集う大会がある。それこそが全国国公立大学卓球大会であり、「全国公」という通称で呼ばれている。

オープン参加という形でありながら、最後に行われた第59回大会では85の大学、総勢1400名以上の学生が参加。全日本大学総合卓球選手権(インカレ)にちなんで、”もう1つのインカレ”とも呼ばれており、多くの卓球ファンから注目を集める大会となっている。

全国公の大きな特徴は、学生自身がすべての運営を行うという点だ。毎年主幹となる大学が替わり、準備段階から当日の進行・運営までを主幹校の学生を中心に行っていく。まさに、「学生の、学生による、学生のための大会」である。

第62回となった今年も現時点で80近くの大学と、1300名を超える学生が参加を予定しており、種目は、男女団体、男女シングルス、男女ダブルスの計6種目となっている。

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           ## 男女団体見どころ

写真:岡野鉄平(高知工科大/撮影:ラリーズ編集部
写真:岡野鉄平(高知工科大)/撮影:ラリーズ編集部男女団体では、高知工科大学が優勝候補の筆頭として挙げられる。高知工科大学は男子団体で3連覇、女子団体は脅威の8連覇中で、女子は今大会を制すると歴代最多の9連覇を達成することになる。

齋藤将平(新潟大)
写真:齋藤将平(新潟大)/撮影:ラリーズ編集部対抗馬となるのは、新潟大学だ。新潟大学は2011年以降、男子団体で5回、女子団体で1回の優勝経験があり、高知工科大学とともに今年のインカレにも出場した名門校でもある。国公立大学の中でも傑出した実力を持つこの2校の勝ち上がりにまずは注目したい。

古川未夢羽(広島大)
写真:古川未夢羽(広島大)/撮影:ラリーズ編集部そのほか、男子では今年の東北学生春季リーグ戦を1部で戦った山形大学や1部に昇格した東北大学、女子では東海学生リーグ2部の静岡大学や中国学生卓球リーグ1部の広島大学など、各地方で上位リーグに所属している大学も続々と参戦する。

なお、男子団体の試合形式はシングルス4本とダブルス1本の5本勝負となっている。一方女子団体では、シングルス4本とダブルス1本の計5本で勝敗を決する「A方式」と、シングルス2本とダブルス1本の3本で争う「B方式」の2方式を採用している。「B方式」では、予選の4グループの1位校による準決勝、決勝が行われる。

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