「夏星、ここで勝ってくれ」初タイトルの赤江夏星、勝利の理由をリベルテ 皆川顕一監督に聞いた<卓球・インターハイ>
大会報道 「夏星、ここで勝ってくれ」初タイトルの赤江夏星、勝利の理由をリベルテ 皆川顕一監督に聞いた<卓球・インターハイ>
2022.08.08
この記事を書いた人 槌谷昭人1979年生まれ。テレビ/映画業界を離れ2020年からRallys編集長。
軽い小咄から深堀りインタビューまで、劇場体験のようなコンテンツを。
戦型:右シェーク裏裏 @tsuchito <第91回全国高等学校卓球選手権大会 日程:7月29日~8月8日 場所:宇和島市総合体育館(愛媛県)>
8日、インターハイは女子シングルス・赤江夏星(リベルテ)の劇的な初優勝で、全11日間の幕を閉じた。
近年、全国大会ベスト4以上に残ることが少なかった赤江が、同年代のツートップ、横井咲桜(四天王寺)と大藤沙月(四天王寺)を連破し、栄冠を手にした理由は何か。
香ヶ丘リベルテ高校の皆川顕一監督に話を聞いた。
写真:皆川顕一監督(リベルテ)/撮影:ラリーズ編集部## 皆川顕一監督「我慢を覚えた」
——赤江選手は大阪予選も1位通過し、今回のインターハイシングルス初優勝。勝因はどのあたりにあるのでしょうか。
皆川:今までの赤江は、勝ちを意識しすぎて、一発で撃ち抜こうとする場面が多かったんですが、今大会は最後まで相手より1本多く返そうとしていました。
——赤江選手本人も“強気で攻めつつ、我慢できた”と言っていました。
皆川:本人もわかってますよね(笑)。赤江は中学2年の途中からリベルテに転校してきてからずっと見てきましたが、我慢を覚えてきましたね。
写真:粘り強く1本を返す赤江夏星(リベルテ)/撮影:ラリーズ編集部——技術面では何か変化はあったんでしょうか。
皆川:彼女は自分で考え、練習メニューも組み立てられる選手なので、技術面で私がどうこう言うことはありません。彼女がやりたいメニューは全部OKです。
ただ、この一年ほどはフィジカル面の強化のために、専門のトレーナーと共に毎朝、トレーニングを行ってきました。彼女自ら午後にも時間を作るほど、フィジカルは強化してきました。
——今日の試合でもその成果は見られましたか。
皆川:はい。フォアを強く打った後のバックへの戻りなどは、早くなっていましたね。
身体ができて、そして心もできた、ということだと思います。
写真:威力抜群、赤江夏星(リベルテ)のフォアハンド強打/撮影:ラリーズ編集部
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