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岸川聖也はなぜ全日本実業団だけ現役で出続けるのか
全日本実業団は幅が広い
——全日本実業団って、何が他と違う大会なんでしょうか。 岸川聖也:僕が初めて出たときに思ったのは、日本リーガーのようなトップ選手もいれば、そこまで強いわけではない会社の卓球部もいて、普段の全日本選手権などではなかなか見られない世代の選手もいる、その幅広さは楽しいなと思いました。 “あ、まだ卓球やってるな”という同年代の選手を見ると、僕自身も嬉しくて。
出場する選手の幅広さは、全日本実業団の特徴だと思います。
写真:岸川聖也(ファースト)/撮影:ラリーズ編集部## 卓球と年齢
——ファースト卓球部は20台後半から30代という中堅選手が揃っています。卓球と選手の年齢について、岸川選手はどうお考えですか。 岸川聖也:うーん、僕は、あまり年齢は関係ないんじゃないかと思ってますね。 もちろん、10代や20代前半の選手は、世界でどんどん活躍しようというモチベーションが高いので、ナショナルチームに入って世界を飛び回って、というのは20代前半までの選手のほうがメンタル面では向いているかもしれません。
30代で家族もいて子どももできて、となると、そのモチベーションが変わることはあると思います。
その代わり、30代では、20代前半では難しいテクニックも身につけられるので、どっちにもメリット・デメリットがあると感じています。
写真:岸川聖也(ファースト)/撮影:ラリーズ編集部## 社長への恩返しをしたい
——「選手の居場所を作る」という浜野社長の方針のもと、長くプレーができる環境は大きいですね。 岸川聖也:本当に感謝しています。僕だけでなく、大矢、健太、町、神と、いろんな選手のスポンサーをして頂いていることも嬉しくて。 “選手の居場所を作ろう”という社長の思いは以前と変わらず、というより、昔よりさらにサポートして頂いています。
なおさら、全日本実業団への思いが強まります。なんとか、少しでも社長への恩返しをしたい。
そろそろ優勝したいと、本気で思っています。
変わらなかったもの
2013年に岸川がファーストに所属してから、時が流れた。
岸川自身も日本代表選手から、プロ卓球選手、コーチ、そして監督と、そのステージは変わった。
変わらなかったのは、浜野社長の情熱と支援だった。
ユニフォームも足りなかった頃から、社長と共に目指し続けた全日本実業団初優勝を、2年間の中止を経た今年、岸川聖也が獲りにゆく。
写真:岸川聖也(左)と浜野浩社長(右)/撮影:ラリーズ編集部## 特集・ファースト卓球部
動画はこちら
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