【はじめて卓球部顧問になったあなたに】戦型はどのように決めたら良いですか?
卓球プレーヤー向け 【はじめて卓球部顧問になったあなたに】戦型はどのように決めたら良いですか?
2022.04.20
文:西東輝
いよいよ新入部員が入ってくる春です。
石川県金沢市で、卓球専門店の腕利きスタッフとして働く西東輝(さいとうあきら)さんの元には、日々、北信越一帯の卓球部顧問の先生からの相談が舞い込んできます。
西東さん自身、大学時代に全日本学生選手権ダブルス3位に入るほどのプレーヤーでしたが、それ以上に、実に幅広い層への技術指導が深いことが特徴の指導者です。
今日もお願いします。(編集:槌谷昭人)
写真:金沢市の卓球専門店で接客する西東輝さん/提供:本人このページの目次
- [7 連載記事一覧]()
質問
写真:質問「戦型はどのように決めたら良いですか?」/作成:ラリーズ編集部戦型はどのように決めたら良いですか。
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-1579223839841-0'); });
## 回答
写真:西東さんの回答「生徒自身の意思を尊重するべきです」/作成:ラリーズ編集部最終的には、生徒自身の意思を尊重するべきだと考えています。
中学校の部活動では、戦型(プレースタイル)を決める際に、大きく2つのパターンに分かれます。
顧問の先生がプレースタイルを決める場合
顧問の先生が卓球経験者で、明確なチームプランがある場合は、団体戦を戦う上で粒高は絶対に一人は欲しい、カットマンも一人、というように、皆が同じ戦型にならないよう、戦略的に戦型を決めるケースもあります。
チーム育成プランが立てやすいので、勝たせやすいというメリットがあります。
一方で、公立の顧問の先生は異動があります。
例えば、1年生で「粒高」になり、先生が異動された後に「もっと違う戦型がよかった、将来性のない戦型は嫌だ」と生徒が困っているという相談が、年に何度もあります。
粒高がダメなのではありません。
始めたばかりの選手に戦型の理解を落とし込むのは相当難しいことですが、意図は伝えるべきです。
粒高は劇薬であり、活躍もできるし極め方次第では強くもなれるけれど、現在、世界のトップ選手に粒高が圧倒的に少ないことは事実なので、生徒が後になって嫌気がさすことののないように。
様々な戦型のプレー動画をyoutubeなどから引っ張って、生徒に見せてから戦型を一緒に決める顧問の先生がいました。生徒にもイメージが湧いていて、良い取り組みだと思いました。
ただ、顧問の先生が未経験者の場合、そこまで作戦を練ることは難しいので、まずはシェーク裏裏をお勧めしています。一年ほど経つとだいたい自分のしたいプレーが見えてくるので、そこで改めて決めても良いと思います。
どんなプレースタイルがあるのかは、以下の動画をご参照ください。
Follow @ssn_supersports