河田正也会長と考える大学卓球7000人のキャリア

卓球の仕事であろうとなかろうと

——卓球の仕事であろうとなかろうと、大学卓球部の経験は、その後のキャリアに活かせますか。
河田:
もちろんそう思います。自分を振り返っても、一つのことをやり続けたということ自体が、無形の財産として活きている気がします。

仕事としてやるとなったら、卓球に打ち込んだやりがいとは違った喜びも辛さも当然あるわけですが、同じ人間社会ですから、取り組み姿勢や対人関係は、培ってきた経験が必ず活きてくると思います。これから社会にでる人たちには、新しい世界でも、学び続け挑戦し続ける姿勢はもってもらいたいですね。

あと、卓球界の様々な分野に関わっている人たちは、卓球を通してのつながりが広く、共通の話題や思い出話も豊富だなと、うらやましく感じます。学生時代も活躍されていたすごい人たちも多いですし、卓球界を牽引し、次世代を担う若い層や子どもたちを指導・支援されている情熱のベースには、学生時代卓球部の貴重な経験があるんだろうなと、思います。

日学連としても、先輩先人から引き継いだ伝統や価値を大切にしながら、新しい時代にふさわしい発展をしっかり考え、挑戦し実行していきたいと思います。

——お忙しいところ、ありがとうございました。

河田正也
写真:河田正也氏(日清紡ホールディングス 取締役会長)/撮影:ラリーズ編集部## 特集 潜入大学卓球部 記事一覧

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