木原美悠、2冠達成 “21歳差”の東京五輪ドイツ代表に勝利<卓球・WTTスターコンテンダードーハ2022>
大会報道 木原美悠、2冠達成 “21歳差”の東京五輪ドイツ代表に勝利<卓球・WTTスターコンテンダードーハ2022>
2022.03.31
文:ラリーズ編集部
<卓球・WTTスターコンテンダードーハ2022 日時:3月25日~31日 場所:ドーハ>
31日、WTTコンテンダードーハ2022女子シングルス決勝で、17歳の木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)がハン・イン(ドイツ)と対戦。最終ゲームの途中でハン・インが足を痛め棄権し、木原が勝利。シングルス、ダブルスで2冠となった。
木原美悠vsハン・イン
ハン・インは昨夏の東京五輪にも出場したドイツ代表のカットマンで、38歳にして世界ランキング17位(2022年3月31日現在)に位置している実力者だ。今大会では張本美和(木下卓球アカデミー)、加藤美優(日本ペイントマレッツ)と日本勢を打ち破り決勝に進出している。対する木原は、今大会のダブルス(ペア:長﨑美柚)で優勝しており、2冠を狙い決勝に臨んだ。
写真:ハン・イン(ドイツ)/提供:WTTスマッシュを得意とする木原が、カットマンのハン・インの変化を見抜き、打ち抜けるかが勝負のポイントとなるこの試合、第1ゲームは木原が変化を見抜けず8-11で落とした。第2ゲームも7-10とハン・インがゲームポイントを握ったが、木原がそこから5連続得点で逆転。
徐々に木原のスマッシュが広角に決まり始め、木原ペースかと思われたが、第3ゲームの接戦をハン・インが制すと、第4ゲームもハン・インが連取した。粘り合いとなる中、木原は第5ゲームを逆転で奪うと、第6ゲームには木原の前後の揺さぶりにハン・インが動ききれず足を痛め、座り込む場面も。
写真:木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)/提供:WTTそのまま第6ゲームを木原が奪うと、治療のため、第6ゲームと最終ゲームの間にメディカルタイムアウトが取られ、試合が一時中断となる。死闘となった決勝戦の最終ゲーム、集中力を切らさなかった木原が4-1とリードした場面で、足を痛めていたハン・インが棄権。
木原が嬉しいシングルス・ダブルス2冠を達成した。
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## 女子シングルス決勝
木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎) 4-3 ハン・イン(ドイツ)
8-11/12-10/9-11/3-11/11-7/11-3/4-1
※ハン・インが最終ゲーム途中で棄権
木原美悠インタビュー(2019年5月公開)
写真:木原美悠/撮影:伊藤圭>>平成最後の全日本 “シンデレラガール”木原美悠誕生の裏側
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