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早田ひな、47年ぶり3冠の歴史的快挙 戸上は日本勢51年ぶりの個人3冠なるか<卓球・アジア選手権>

国際大会 早田ひな、47年ぶり3冠の歴史的快挙 戸上は日本勢51年ぶりの個人3冠なるか<卓球・アジア選手権>

2021.10.05 文:ラリーズ編集部
<アジア選手権2021 日時:9月28日~10月5日 場所:カタール・ドーハ>

4日、アジア選手権は7日目を迎え、男子ダブルスの決勝、女子シングルスの決勝、混合ダブルスの決勝が行われた。男子ダブルスで戸上隼輔/宇田幸矢(ともに明治大)ペアが日本勢で45年ぶりの優勝、女子シングルスを制した早田ひな(日本生命)が日本勢47年ぶりの3冠達成、混合ダブルスで戸上/早田ペアが日本勢で43年ぶりの優勝と日本代表が記録的な快挙を達成した。

男子ダブルス、明治大ペアが快挙

写真:宇田幸矢・戸上隼輔(明治大学)/提供:新華社/アフロ
写真:宇田幸矢・戸上隼輔(明治大学)/提供:新華社/アフロ男子ダブルスの決勝に進出した戸上/宇田ペアは張禹珍(チャンウジン)/林鐘勲(イムジョンフン・韓国)ペアと対戦した。第1ゲームから接戦となったが、宇田の中陣からの威力のあるドライブと戸上のサイドを突く高速ドライブでデュースを制す。第2ゲームで韓国ペアが持ち前の攻撃力の高さでリードを広げるも、カウンターで安定感を見せる日本ペアが逆転を決め優勝に王手をかけた。

写真:宇田幸矢(写真左)・戸上隼輔(明治大学)/撮影:ラリーズ編集部
写真:宇田幸矢(写真左)・戸上隼輔(明治大学)/撮影:ラリーズ編集部第3ゲームでは韓国ペアが前陣で日本ペアの攻撃に対してカウンターで得点を重ねる。戸上/宇田ペアも食らいつくが、11-8で韓国ペアが1ゲームを奪い返す。しかし韓国ペアの反撃もここまで、戸上の高速バックハンドと宇田の強烈なフォアドライブが得点につながり、最後は宇田のストレートへのフォアドライブが決まった。男子ダブルスでは、1976年大会での井上哲夫/河野満ペア以来、45年ぶりの優勝となった。

早田3冠、混合ダブルスでも歴史的勝利

早田ひな
写真:早田ひな(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部女子シングルス決勝には早田が登場。準決勝で安藤みなみ(トップ名古屋)を破った申裕斌(シンユビン・韓国)との対戦となった。申裕斌が持ち前のパワフルな攻撃で早田を圧倒し第1ゲームを奪うが、第2ゲームから早田のバックハンドドライブが得点につながり2ゲーム連取。第4ゲームは一進一退の攻防が続くも早田がサービスで優位に立ち、最後は早田のツッツキに対し申裕斌がドライブでミスして試合が終了した。

戸上隼輔、早田ひな
写真:戸上隼輔(明治大)/早田ひな(日本生命)ペア/提供:新華社/アフロ混合ダブルス決勝はWTTスターコンテンダードーハ大会の再戦となった。第1ゲームはラリー戦で優位に立った張禹珍(チャンウジン)/ 田志希(チョンジヒ・韓国)ペアが制すが、第2ゲームから戸上の両ハンドのドライブと早田のストレートへの攻撃が止まらず2ゲームを連取した。第4ゲームは互いに譲らず、9-9までもつれ込んだがラリー戦を日本ペアが制すと、最後は早田のサービスを張禹珍がレシーブミスし試合終了。

混合ダブルスでは1978年大会の小野誠治/菅谷佳代ペア以来となる43年ぶりの優勝を飾った。さらに早田が日本勢で47年ぶりとなる3冠を達成するなど、日本勢の記録的快挙が続いている。最終日となる5日には、男子シングルスと、女子ダブルスの準決勝と決勝戦が行われる。

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